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テーパー(シャフト)嵌め合時の強度について
2023/10/17 23:22
- 円錐状のテーパー加工してあるシャフトの先端同士(♂♀)を組合わせた状態で、両シャフトの端から(テーパー嵌合部に向かって)荷重をかけると、♀側のテーパー部が沈み込み(♂が食い込む感じ)を起こしてしまう問題が発生しています。
- この問題を解決するための改善策をご教授いただけませんか?材料は、お客様の指定の材料ですので、テーパー加工(角度や面粗度など)に関する改善策をお知りになれれば幸いです。
- 分野に詳しくない素人ですが、よろしくお願いいたします。
♂♀テーパー(シャフト)嵌め合時の強度について
2010/12/12 22:34
はじめて質問いたします。
円錐状のテーパー加工してあるシャフトの先端同士(♂♀)を組合わせた状態で、両シャフトの端から(テーパー嵌合部に向かって)荷重をかけると、♀側のテーパー部が沈み込み(♂が食い込む感じ)を起こしてしまい、客先要求規格を満足せず、大変困っています。
この事象を改善する方法をご教授いただけないでしょうか?
材料は、客先指定の材料のため、テーパー加工(角度や、面粗度等)の辺りでの改善策をご教授いただけたら幸いです。
何分この分野については、超ド素人のため、よろしくお願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
>荷重をかけると、♀側のテーパー部が沈み込み(♂が食い込む)
角度によるけど、クサビ効果でそうなるのが自然ですね。
テーパシャンクドリルは約1.5°の緩い角度で押込むだけで固定するになっている。
このとき♀側(スリーブ)が膨らみ、♂側も少し収縮して締付力を発生するから抜けない。長さ寸法は両者を静かに突当てたよりは縮む。
>嵌め合時の強度
おそらくその様な使い方なんでしょう。
一方、この作用を薄めたのがマシニング主軸等に使われるナショナルテーパ。約16°(7/24)と急な角度になっており、上記の固定効果は薄れ、引きネジで引張ることをしている。縮みも少ない。
以上は♂♀のテーパが正確に合致しての話。
合うか合わないかは非常に敏感で、寸法で測るだけでは確信が持てないため、基準ゲージと光明丹を使ったアタリチエックが望ましい。
http://www.kuritatechno.jp/cgi-bin/kuritatechno/siteup.cgi?category=2&page=5
『テーパー当たりに関しては光明丹を使い、80%保障90%狙いで製品を保証』
製作時も、このチエック結果でプログラムなどを微修正するのが普通です。
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♂側♀側のテーパーが一致しているか調べる。(旋盤の主軸が傾いているときプログラム通りのテーパーにならない。)
もし合っているなら面粗度を向上させる。
また組合せのとき小さな鉄くず等はさまないようにする。