このQ&Aは役に立ちましたか?
油圧プレスの誤作動
2023/09/07 03:55
- 油圧プレスの誤作動により、100tのプレス機が困っている。手動運転時にシリンダーが自然落下し、自動運転時にもシリンダーが遅れて追従する。また、加圧中に圧が抜ける症状も発生。バルブの切り替えの問題か、電気的な問題も疑われる。制御にはシーケンサーとリレーを使用。油圧図面はなく、油圧系統はシンプルでダブルソレノイドが使用されている。現在、ロギング中で経過を確認中。
- 油圧プレスの誤作動により、100tのプレス機で問題が発生している。手動運転時にシリンダーが自然落下し、自動運転時にもシリンダーが遅れて追従する。また、加圧中に圧が抜ける症状も起こる。バルブの切り替えの問題か、電気的な問題も疑われる。制御にはシーケンサーとリレーが使用されている。
- 100tの油圧プレスで誤作動が発生しており、手動運転時にシリンダーが自然落下し、自動運転時にもシリンダーが遅れて追従する症状が起こる。加圧中には圧が抜けることもある。バルブの切り替えか、電気的な問題が原因かもしれない。シーケンサーとリレーで制御されており、油圧図面は存在しない。現在はロギング中で経過を確認中。
油圧プレスの誤作動
2009/02/18 19:48
当方電気屋ですが、100tの油圧プレスの誤作動で困っております。
シリンダーを上下するのに使用している電磁弁は、ダブルソレノイドなのは間違いないのですが、詳しいバルブ種類のなどは解りません。
(機械屋さんには「電気屋のせいだ!」とどなられ、詳しく聞ける状態ではありません。(涙)
症状は極まれに発生するので、これが全てでは無いかもしれませんが、
? 手動運転によるシリンダー下降時、下限リミットSWを叩かれた後、電気的にはソレノイドが停止しているのにそのままシリンダーが自然落下してしまいます。
(ソレノイド本体の動作ランプは消灯するのを確認しました。油圧ポンプは同じタイミングで停止します。)
? 自動運転による、「シリンダー下降→下限リミットSWON→シリンダー上昇」の動作の中で、シリンダーが2~3秒遅れて追従します。
(これも電気的にはバルブの切り替えを行えているようです。)
? 100t近くで加圧中に、一瞬にして60tや時には0tまで圧が抜けてしまいます。
(抜け続けることはありません。シリンダーがコンマ数ミリ下がって止まるような症状です。加圧時、ソレノイド本体は通電せずに停止状態。)
設備全体では、100tのプレス機3台を1台の油圧ポンプで動作させております。
(それぞれのプレス機は構造は一緒ですがバラバラな動作をさせています。)
制御にはシーケンサーを使ってリレーを駆動させソレノイドを動かしております。
(絶対に間違いない!とは言い切れませんが、ソフトなどの問題は無さそうです。)
油圧に関してはズブの素人なのでハッキリとは言えませんが、「多分、ソレノイドではないのかな?」と思っているのですが、もしかしたら電気的な問題も潜んでいるのでは?とも考えられ、決定的な解決方法が解らない状態です。
どなたか御教授下さい。
諸先輩方の素早い対応大変感謝いたします。
本日朝より、3KV高圧モーターの漏電回収と、ECモーターの起動不良を直していたらこんな時間になってしまいました。
さて、ソレノイドの仕様が教えてもらえましたのでご報告いたします。
・3位置4方向クローズドセンター型
・AC200Vコイル
・Pポートにチェックバルブを内蔵
・内部パイロット型
・リークレス・ショックレス
であります。
特徴としては、よく見かける「ダイ●ン」さんや「TAI●O」さんでは無く、この機械屋さんのお仕事で初めて拝見するメーカーさんです。(使用メーカーさんの特定はいろいろ問題になりますので控えさせていただきます)
油圧図面は頂けませんでした、と言うより存在しないようです。
油圧系統は非常にシンプルでプレス1台あたりダブルソレノイド1台です。
動作は、
・ソレノイドの片側でメインの加圧用シリンダー伸び(テーブル上昇)
・反対側のソレノイドで、両サイドの引き下げようシリンダが伸び(テーブル下降)
・ソレノイドの停電時にシリンダーの停止(テーブル停止)
のみです。
現状機械屋さんがエンドユーザー様の使用の下、「ロギングしているから経過が解ったら連絡する。」(何をログっているのか?油圧?油量?電気信号?)との事ですので、すぐには答えが出せないかもしれませんが皆様に何かのお役に立てればと思いますので、進捗状況を追って掲載させて頂きます。
報告が大変遅くなりました。
>「ロギングしているから経過が解ったら連絡する。」
結果、電気信号を他の電気屋さんにロギングしてもらったみたいです。
(当方でも可能ですが、最後まで信じてもらえなかった様です・・・(涙)
電気的には測定結果は「シロ」になりました。
ソレノイド本体を新品に変えても出てきたので、パイロットポートが何かの拍子に誤動作するのでは?と思い、試しに「ソレノイド動作停止後プラス2秒」まで油圧ポンプを動かし、パイロットポートに残圧がしっかりかかる様にソフト側で逃げて対策しました。
もう少し早く結果を報告したかったのですが、たまにしか出ない症状なのでソフト交換後にしばらく様子を伺っていた次第です。これで最後だとありがたいな・・・。
有り難うございました。
質問者が選んだベストアンサー
電気屋さんって辛いですよね。
機械屋さんが分からなければすぐに電気屋さんのせいですもんね。
それは良いとして状況から判断しますと、先に言われている通り、リークに間違いありません。
リークの原因として考えられることですが、簡単に作業しやすい方から言いますと、
1.両ソレノイドの電磁切替弁が中立の位置に戻っていない。
2.圧抜きバルブのようなのもが付いている装置だとすると、そちらの弁が開いたままになっている(バネが弱って戻らない)
3.親弁があるならば親弁が開いたままになっている。(作動油が汚れている場合、ポペットにゴミが引っかかっていることがある)
4.シリンダー内のパッキンのヘタリによりシリンダー内でリークしてしまっている(要パッキン交換)
ほぼ以上の4点で当てはまると思います。
1及び2の場合は電磁切換弁の交換にて対応が最も早いですが、症状の調べ方としましては、ソレノイドがOFFで他の部分が動作中にソレノイドを手動で強制的に動作させる時に押す部分が少し動いていたり勝手にシリンダーが動いたりする。
3の場合はまず作動油のフィルターを調べてみます。
汚れが酷い場合、1、2、3のうちのいずれかが発生する可能性が高いです。
対処方法はフィルターの清掃、親弁の分解清掃、Oリング交換、作動油の交換という手順になります。
Oリングのバックアップリングは交換しなくても使えるとは思いますが、組込時に挟み込まないように注意してください。
以上の項目に当てはまらない場合、4のシリンダーのピストンパッキンの劣化が考えられます。
この場合はパッキンの交換しかありません。これだけ調べた後、堂々と機械屋さんにシリンダーのパッキンのせいだと言ってあげてください。
以上の内容は?及び?についての回答ですが、?につきましては圧力調整の不良が考えられます。
電磁切換弁の不良については過去、お客様が自分たちで交換されて配線を繋ぎ間違えたことにより動作不良を発生した経験もございますので、その辺も調査してあげてください。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (10件中 1~5件目)
回答(4)の者です。
さて、それでは、目に見える形で、
* 油圧回路の要所要所に圧力計を設ける。
充分にエア抜きをして使用して下さい。
それでエア噛みにて、ゲージが振り切れ故障なら、一歩前進です。
* バルブ等にインジケーターを取り付ける。
等々で、確認していくしかありませんね。
貴殿も工夫をして、目に見える形で現象の特定をしていって下さい。
確認の情報を新しい投稿で待っています。これは閉めてな。
お礼
2009/05/13 10:44
レスが大変遅くなり申し訳ありません。
現認出来なかったのですが、機械屋さん側で行った様です。
結果「エアかみ等は問題なし」だそうでした。
対策は上記の様に電気的に行いました。
症状が新品のソレノイドでも出たので、採用されているモノ独自の「クセ」なのかもしれません。
症状から察するに
ソレノイドバルブの動作不良が一番怪しい
バルブの動きが悪い為に動作にタイムラグが発生
バルブのリークでシリンダーが下がる
適正なバルブの選定かどうか確認
油の交換サイクルも含め作動油の潤滑能力不足
3台のプレスを1台の油圧ポンプと言うことで
互いの使用状況で圧力の干渉が起きることも
お礼
2009/02/19 17:24
マシンオーバーホール後の事ですので(説明不足で申し訳ありません)、「油の交換サイクル」以外は全て私も疑っている部分であります。
過去の掲載議題を確認した際に「油の種類が変わると圧抜け?」の様な内容がありましたので、それも疑っています。
可能であれば、
油圧ポンプの停止の条件を
3台のプレスのシリンダが原点にある時のみ
停止させる動きに変えて様子を見てみることを
やってみたいですね。
お礼
2009/02/19 17:18
>可能であれば、油圧ポンプの停止の条件を3台のプレスのシリンダが原点にある時のみ停止させる動きに変えて様子を見てみることをやってみたいですね。
確かにやってみたくなりました。
>(機械屋さんには「電気屋のせいだ!」とどなられ、詳しく聞ける状態ではありません。(涙)
電気屋の宿命ですね、泣いて謝って機械図面を見せてもらいましょう
>? 電気的にはソレノイドが停止しているのにそのままシリンダーが自然落下してしまいます。
当然の如く、下限と言っても中間停止の事で3ポジションバルブですよね
電気が切れていて下がるなら単純にバルブの漏れ
もしくはパイロットポートの詰まり
大型の油圧電磁弁はソレノイドでパイロットポートを切り替えてメインバルブを駆動してる
http://www.taiyo-ltd.co.jp/kakaku/index.cgi?cmd=download2&f_name2=cat_a/pdf/ja.pdf
要するにモータを駆動するのにリレーで電磁開閉器をONさせるようなもの
リレーはONしたけれど接触不良で電磁開閉器はONしなかったとかのような事
本件の場合は電磁開閉器が引っかかって復帰しなかったとかに相当するか?
>?(これも電気的にはバルブの切り替えを行えているようです。)
?と同様にパイロットポートのみ切り替わってメインバルブが切り替わって無い
もしくは途中で引っかかって動作が遅いと、考える事は出来る
お礼
2009/02/19 17:16
>当然の如く、下限と言っても中間停止の事で3ポジションバルブですよね
「3位置4方向クローズドセンター型」のソレノイドでした。
下限リミットSW(シリンダーのフルボトムをさせない様にの位置信号)のON信号をシーケンサーに取り込み、ソレノイドを停電し、シリンダーを停止させます、もとい!させたいです(涙)
>要するにモータを駆動するのにリレーで電磁開閉器をONさせるようなもの
リレーはONしたけれど接触不良で電磁開閉器はONしなかったとかのような事
電気屋好みの非常に解りやすい解説ありがとうございます。
エアーと違って油圧の電磁弁はきびきび反応しないものです
回答3 で書いてあるように 油圧ってそんなものです
圧力高いのですから
?>100t近くで加圧中に、一瞬にして60tや時には0tまで圧が抜けてしまいます。
ですが
考えられるのは異物カミ および エアーカミです
電磁弁の中に異物が入ると
電磁弁が閉まらず一瞬油が抜けたようになったりします。
シールテープの切れ端が主な原因だったりする
エアー抜きが完全でない場合も 圧力変動はおこります
キャビテーションによる圧力変動も考えられます
http://www.ic-chesterton.co.jp/cavitation.htm
お礼
2009/02/19 16:57
>エアー抜きが完全でない場合も 圧力変動はおこります
>キャビテーションによる圧力変動も考えられます
おぉ・・・(滝汗)液体恐ろし!←参考URLにて
非常に参考になります。
お礼
2009/05/13 10:27
レスが大変遅くなり申し訳ありません。
>1.両ソレノイドの電磁切替弁が中立の位置に戻っていない
>3.親弁があるならば親弁が開いたままになっている。(作動油が汚れている場合、ポペットにゴミが引っかかっていることがある)
が近い症状でした。
使用されていたソレノイド本体は、3位置4方向クローズドセンター型のソレノイドでパイロットポートを持っているタイプでした。
新品のソレノイド本体に変えても症状が出た為、パイロットポートが何かの拍子に誤動作するのでは?と思い、試しに「ソレノイド動作停止後プラス2秒」まで油圧ポンプを動かし、パイロットポートに残圧がしっかりかかる様にソフト側で逃げて対策しました。
対策ソフトにしてから、ユーザーさんにヒアリングした結果「症状はあれから出ない」と言われておりますので大丈夫だと思われます。
もう少し早く試したかったのですが、機械屋さんから「他の機械のソフトを入れ替える必要が出てくる」と言われ、ユーザーさんからは「生産に不具合が出るかも」と言われ実験が遅れました。
もう少し早く結果を報告したかったのですが、たまにしか出ない症状なのでソフト交換後にしばらく様子を伺っていた次第です。