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酸洗いにおける塗装の剥離状況
2023/10/17 19:45
- 酸洗いによる塗装剥離の状況は、材質や塗装の厚みによって異なります。
- 鋳物部品の塗装は剥離しやすい傾向があり、プレス整形された鋼板の塗装は剥離しにくいことがあります。
- 塗装剥離の度合いは酸洗いの方法や条件によっても異なるため、あらかじめ試行錯誤が必要です。
酸洗いにおける塗装の剥離状況
2009/02/27 09:59
先日ある機械部品(古い他社製のため材質・塗装等詳細分からず))のオーバーホールのために、塗装され軽くさびが出ている鋳物部品とプレス整形された鋼板を洗浄後(洗浄液の種類は分かりませんがアルカリ性の洗浄液で油分を落とすためにいつも使っています)、塗装はそのままで有色クロメートをお願いしました。
どちらもおそらく焼付け塗装(ただし吹き付け方や条件が分かりません)と想像しますが、鋳物に分厚く塗装が乗っていたものはきれいに塗装が剥離し、プレス物部品の塗装は2日酸に漬けても残りめっき担当者と首をひねりました。
もちろん塗装が違ったために剥離状況が違う可能性もありますが、材質(鋳物、圧延等の鋼板、鍛造品)によってめっき前の塗装剥離状況に差が出るものでしょうか?
また酸洗いではがれやすい塗装とはがれにくい塗装はありますでしょうか?
今回は再度ワイヤーブラシで塗装を落としてからメッキをしましたが、後学のために皆さんのご経験を聞かせていただければと思います。
質問者が選んだベストアンサー
洗浄(塗装剥離)は、アカデミックな考え方が必要です。
? 塗装が全面にあると
塗装を溶かす溶剤が必要です。メッキも同様です。
又は、塗装を傷付け、下地をエッチング(薬品で削り取る)とその上に
ある塗装(メッキ)は剥がれていきますが、時間が掛かります。
酸洗いの場合、微小なゴミは後者記述で洗浄できますが、表面の微小
凹凸を付け、塗装が乗り易くするためです。
塗装の下地に酸化鉄系の物を塗るのと同じ目的です。
? 塗装やメッキを溶かす溶剤を使用すると、塗装の剥離まできます。
? アルカリ洗浄は、アルカリに弱い塗装の除去や、微小なゴミの再付着
防止目的にも使用されます。
以上の様な内容で、大まかに整理して、適正な処理を行って下さい。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
基本的に、酸洗では、塗装を落とすという考えはありません(経験上)。
アルカリ性脱脂材でも、なかなか落ちない塗装はかなりあります。専用のオートリムーバなどの有機溶剤を使っては?一瞬で落ちますよ。
あと、酸洗をそんな長々入れておくと、脱炭して、ぼろぼろになりませんか?
お礼
2009/02/27 18:02
酸洗いに関して勘違いしていたようでした。
次はブラストや剥離剤を考えます。
2日間漬けていたのはただのカバーだったのであまり気にせず入れておきました。
材質的に水素脆性もなさそうですし、見た目はあまり変化ありません。
機能部品の場合はよく気をつけるようにします。
参考になります、ありがとうございました。
お礼
2009/03/03 17:33
とてもわかりやすいアドバイスありがとうございます。
私はめっきの前処理工程を勘違いしていたようです、しっかり段取りをしてからめっきに出さないといけないようですね。