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研磨粉の分離方法と設備について
2023/10/17 17:20
- セラミック製品の研磨において、研磨粉が付着しない方法・設備の情報を教えてください。
- 研磨液の分離(ろ過)についてもアドバイスをお願いします。
- 研磨粉のみを研磨液から分離する方法を知りたいです。
研磨粉の分離について
2009/04/22 09:29
お世話になります。
セラミック製品(Φ30ぐらいのリング)の研磨において、研磨液(研磨剤+水)にて表面を研磨します。
その後、自動で設備から滑り台のような物で排出・水槽の中に落とし、水中に置いたざるで受けます。数百個溜まったところで、ざるを持上げ製品を取り出しますが、その際、研磨剤やセラミックの研磨粉が付着し、その後洗浄をしても取り切れず、後工程で不良になってしまいます。
そこで、皆さんに知恵をお借りしたいのが、製品に研磨剤や研磨粉が付着しないようにする方法・設備の情報及び、研磨液の分離(ろ過)を教えてください。
水の流れは、メイン水槽→研磨機に供給→戻り水槽→メイン水槽(上澄み液を戻す)で循環してます。
一応、フィルタリングはしていますがいまいちです。
水槽は、泥水のような色をしております。
出来る事なら、研磨粉のみを研磨液から分離させたいです。
よろしくお願いします。
回答 (4件中 1~4件目)
研磨液のろ過装置としてサイクロンや遠心分離機があります。
遠心分離機の多くは、機械を止めゴミが溜まるバケットの蓋を取りゴミを取り除く必要が有ることから、その作業が面倒と言う事からゴミ取りをおろそかにする場合が有り、遠心で水分を飛ばす部分の穴がふさがり機能が低下する等のトラブルが発生する場合が多い状態です。
サイクロンの場合、ろ過した汚水は汚水層に入ります。
ので清掃等の手間が簡単ですが、汚水層内部には研削ゴミと研削液が混ざった状態の事からドラム缶等に入れ水抜きが必要となります。
排水装置を御持ちの場合は、問題無いと思いますが・・・
サイクロンの場合、日本メーカー製も良いのですが、価格が高い事から台湾メーカー製の物をお勧め致します。
サイクロンの特徴は、ポンプでろ過部分に研削液を渦巻きが発生する方法でろ過装置に流した時、研削ゴミがろ過部分の壁に張り付き少量の研削液と共に汚水層に流れます。
ろ過された研削液は、渦巻き状に流れる水流の中央部分を逆流し機械に供給する構造となっております。
製品の取り出しでは、御社の方法では困難と考えます。
以前ピンゲージメーカーでセラミック製品を加工していた時の方法は、ベルトコンベアーで製品を少し流した後に滑り台を使用し蓄積しておりました。
機械から排出された部品をエアーで研削液を吹き飛ばした後、別タンクの研削液からシャワーでゴミを洗い流した後に滑り台で蓄積する方法です。
別タンクの研削液のろ過には、油圧装置で良く使用するフィルターを使用しておりました。
油圧装置で使用するフィルターの場合、フィルターの密度を選ぶ事が可能の事から数本のフィルターにてゴミの除去を行ないました。
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固液分離に非常に興味を持つ者です。
槽内の籠で受けた製品の汚れについて!
槽内に設けた籠で製品を受ける場合、製品の量が増えるに従い製品間のくぼみや隙間が増え、よどみを生じます、混入している研磨剤や研磨粉はよどみで沈降するようになり、製品に付着します。
製品はなるべく流水中から取り出す(槽に流れ込む前とかの)ように工夫する事がより良いのではないでしょうか?。
数百個まとめて取り出す方法では、たとえ完全に清浄な研削液を使用したとしても、その製品を研磨した研削剤、研磨粉は同時に流入して来ているのですから・・・・。
研磨液の処理について
分離性能から選択するのであればフイルター方式になりましょうが、コストが掛かり、シンプルなサイクロン方式では高速水流を必要とするために、摩滅による性能維持に難点があり、設置面積が許されるならば重力沈殿方式が最も望ましい物と思います、最近ではかなりコンパクトに出来るようになったと思います。
研磨剤と研磨粉の分離回収について!、
研磨剤と研磨粉は比重に幾分の差異はあると推測いたしますが、双方共に粒子サイズはばらつきがあると思いますので、物理的方法では難しいのではないでしょうか?
以上、御参考になれば幸いです。
お礼
2009/04/28 11:49
回答ありがとうございます。
やはり、沈殿方式が主流なんですかね。
小生の方も遠心分離を同時に検討しております。
ただ、ミクロン台の粉が取りきれないようです。
遠心分離がうまくいけば、戻りの水を使って、水流を作ろうかとも考えております。
当初、エアを入れ、ホバリングも考えましたが、製品同士がぶつかるとカケる可能性があるので、水流のほうがやさしいかなと思っています。
ありがとうございました。
セラミック研削時のスラッジ処理は何処の会社でも頭の痛い問題です。
機械が多数なら沈殿槽を大きくした集中処理でも効果はあるが
機械単体での処理が一般的
ペーパーフィルターや珪素土濾過、後は自然沈殿位しか経験がありません。
質量が軽いので遠心分離もあまり効果がない。
ストッカー内での沈殿によるトラブルは
内部にクーラントを循環させ流れを作る事で防げると思う。
穴を掘って深さのある大き目のタンク(仕切り付き)を設置するのが一番効果的で
ランニングコストも安く上がりそうです。
弊社の研削盤では特殊なスポンジフィルターを補助的に使うが
セラミックの細かさには十分に対応できません。
簡易的ならバック式のペーパーフィルターでしょうか。
>水、研磨剤、研磨粉の3つに分けたく。
研削ではなく研磨ですか?
ラッピングの様な感じで良いのでしょうか。
研磨剤を分離回収したいのならスラッジをバッジ処理で考える方が
得策ではと思いますが。
お礼
2009/04/22 10:49
情報ありがとうございます。
小生も他の職場の時にバック式のフィルタを使っていました。
弊社の場合、珪素土で行なってましたが、後の処理が面倒でした。
出来れば、水、研磨剤、研磨粉の3つに分けたく。
もう少し情報を待ってみます。
ありがとうございました。
追記ありがとうございます。
ラップに近いと考えて結構です。
連休明けに、研磨液のメーカとそのヘドロ状の成分について分析を行なうという話になってます。
(今のところ、メーカの方で凝集する成分はないので、研磨粉では…)
もし、研磨粉であれば、対策も結構簡単かも思っております。
付着しないようにする方法というわけではありませんが、ろ過するのに良いかと思われるものを教えていただいたことがありましたので情報提供させていただきます。
株式会社 インダストリアというメーカのろ過装置(フィルスター)が多方面で好評です。モータ等を使わずに遠心分離する装置で、電気代やろ紙が不要な上に構造上、壊れる心配が全くないようなものだそうです。またろ過機能も高いと聞いています。
もしろ過が足りずにそのような状態になっているとすれば、緩和されるようになるのかもしれません。
見当違いでしたら申し訳ありません。
お礼
2009/04/22 10:45
情報ありがとうございます。
液体と異物の2つの分離ですね。
動力源を使用しなくて良いのは、魅力的ですよね。
出来れば、水、研磨剤、研磨粉を3つに分けたく。
もう少し、情報を待ってみます。
ありがとうございました。
お礼
2009/04/29 16:10
回答ありがとうございます。
連休明けに研磨液のメーカと打合せを行い、沈殿しているヘドロ状の物の分析を行なう事になりました。
現在のメーカ見解は、「凝固する成分がないはず」とのことで、成分が研磨粉のみであれば、結構簡単にいきそうな感じがしてきました。
ありがとうございました。