このQ&Aは役に立ちましたか?
G92による座標系のズレ量のキャンセルについて
2023/10/17 17:19
- 機械座標G53とワーク座標系G54からG59まで持っているワイヤーカットにおける説明において、加工プログラム中の?の意味やG53とG92の関係について疑問があります。
- 注意事項としてワーク座標系移動の前に機械原点にてG92によるワーク座標系のズレ量を必ずキャンセルしてくださいと書いていますが、これについても詳しい説明が欲しいです。
- 質問文章ではG28x0y0の自動原点復帰やG90G54G0X0Y0のワーク1のスタート穴への移動などもありますが、それらに関しても意味を教えていただきたいです。
G92による座標系のズレ量のキャンセルについて
2009/04/22 16:40
機械座標G53
とワーク座標系G54からG59まで持っている
ワイヤーカットにおける説明において
?G28x0y0 自動原点復帰
?G53G92x0y0 G92による座標系のズレ量のキャンセル
?G90G54G0X0Y0 ワーク1のスタート穴への移動
加工プログラムとつづいて行きますが、
?の意味がわかりません。
?で機械原点にいって
?はG53のX0Y0というのは機械原点だから
ずれたりしないと思うのですが、
G92でプリセットしているのは
G53座標のX0Y0の位置なのでしょうか?
注意事項としてワーク座標系移動の前に機械原点にてG92による
ワーク座標系のズレ量を必ずキャンセルしてください
と書いていますが??
これも含めて意味を教えていただけないでしょうか?
お願いします。
回答 (4件中 1~4件目)
今更かもしれませんが、失礼します。
回答が重複する部分は、お許し下さい。
自分の機械で説明いたします。
機械原点は、常に一定です。
(ただ、原点復帰用のリミットスイッチの位置(カムの位置))を大きく移動させれば別ですが、普通は、するべきではないでしょう。)
原点復帰時、原点復帰用(減速を兼ねている)のリミットスイッチがカムをふむと減速され、そして、リミットスイッチがカムから外れた直後のサーボモーターの原点が機械原点になります。
(サーボモーターは、一回転ごとにゼロ点(原点)がある)
次に、座標のズレですが、機械座標とワーク座標の基となる基本機械座標(三菱社の表現)は、別のものと考えて下さい。
これら2つの座標のズレが起こる原因は、先に回答された方の見解であっているのではないでしょうか!
実際の加工時に、その都度ワーク原点(ワーク座標)を設定し加工に入る場合は、この基本機械座標は無視しても何の問題もありません。
例えば、治具等でテーブルの同じ位置にワークをセットでき、電源断→翌日、電源投入後にも繰り返し同一加工を同一ワーク座標で行う場合、ワーク座標の基となる基本機械座標を電源断前の状態に戻す必要があります。
そこで、一番確実な方法として、電源投入時に原点復帰させた状態(三菱は#1が点く)で、G53G92X0Y0Z0(C軸付き放電なら、C0も)を実行して座標のズレをなくしてやればよいです。
繰り返し加工では、最初の段取り前にこれをやる必要がありますね。
機械座標と基本機械座標は別ものと申しましたが、ワーク座標の数値は、機械原点からの距離ではなく、基本機械座標からの距離になります。
機械座標と基本機械座標を一致させる(同一のものにする)為には、原点復帰された状態で G53G92X0Y0・・を実行させる必要があります。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
推測になりますがアナログサーボで原点復帰時にゼロセットが手動な機械では?
電源投入時に機械が現位置をゼロとしてしまう機械では
原点復帰してゼロセットし機械に機械原点を教えなくてはいけません。
ポジション画面で数値を見ながら動かしたら
多分確認できると思いますよ。
アナログサーボですね。
電源切断時に現位置を覚えていない機械です。
電源投入時にポジション画面で数値を確認すれば解りますが
投入時の全座標が現位置がゼロになっている筈です。
その為に機械原点を機械に教える為に原点復帰が必要となります。
ワーク座標はあくまで機械座標のゼロからの数値になりますから。
G92を使用する場合は機械原点で一度ゼロに戻しておかないと
数値が変るのでそうしてるのではないでしょうか?
使用しない場合は特に意味は無いと思います。
多くの機械は原点復帰のボタンが在り
それを使用すれば原点復帰時に数値をゼロに戻してくれる様になっている事が多いので、それならば必要は無いと思います。
一度画面で確認されるのが近道と思いますよ。
追記になりますが簡単に説明すると
アナログサーボの場合は
電源を投入時の位置がゼロですので
G54~G59の座標は投入時の現位置からの座標になります。
電源切断前に原点復帰しておいても
アナログサーボはズレますので
座標系もおのずとズレます。
ですから電源投入時に原点復帰し手動操作やG92などで機械原点をゼロになるようにプリセットしているのです。
また早送り機能も同様に座標がズレたままオーバーランして
機械にダメージを与えない様に
速度が下がる仕様になっていると思います。
三菱の機械をつかったことがないので
適切ではないかもしれませんが
G92はワーク座標系をずらす機能があります
そのキャンセルのための操作であると思います
>G92でプリセットしているのは
>G53座標のX0Y0の位置なのでしょうか?
G53ではなくて
G54~G59のワーク座標と思います
補足
2009/04/27 06:14
>G53の座標系と機械原点をイコールにする為に、G92X0Y0としてXY軸
> をプリセットする為です。
G53の座標系の中でのx0y0と機械原点はイコールではないのですか?
イコールにするためというのがよくわからないのです。
G53G92x0y0
というのは機械座標において今いる位置をx0y0
にするということですよね?
ただG92でG53だけでなくG54からG59まですべての座標系がシフトするんでしょうか?
ただシフトといってもここでは機械原点の設定なので、
G54からG59までの座標系のなかで動くのは原点とのずれ量だけという
ことになるのかなと思ったのですが、
やっぱりわからないのがG53におけるX0Y0の位置は固定だとしたら
G53座標 でX0Y0の位置をプリセットするのがよくわかりません。
それと機械座標G53て変更可能な座標系なのでしょうか?
?の自動原点復帰により機械原点に移動した時に、
G53の座標系と機械原点をイコールにする為に、G92X0Y0としてXY軸
をプリセットする為です。
スケール付の機械であれば関係無いのですが、付いていない機械の場合には 原点のズレを立ち上げ時に、修正する必要があるからです。
機械を立ち上げてから、初めに行うこの機械原点復帰ですが、滑動面の慣らしを行うのも必要ですので、この一連の流れをプログラムで済ませてしまうと便利です。
そうすれば立ち上げ時に1回のXYZUV軸の原点復帰とG53座標系で座標を同じにしておけば、あとは通常のG54での加工をすれば良いので、加工毎に自動原点復帰とズレキャンセルのプログラムは必要無いと思います。
注意しなければいけないのは、UV軸の垂直出し時の原点からの座標をプログラムにG00U**.***V**.**; G92U0V0; としておかなければいけません。
Z軸も機械原点座標がメーカー指示がある場合はその座標をセットしなければいけません。
・・と書いていて今頃気が付きました・・どこのメーカーですか?(汗;
三菱を使ったことはありませんが、
機械原点とはいうものの、スケール付きの場合はテーブル上の原点目盛を持っているので、その位置を読んで機械原点がセットされますので、原点位置にずれが生じないのに対して、付いていない機械は原点リミットスイッチの接触によるタイミング・気温の変化で、ズレがおきます。
因みに 自動原点復帰後、XY軸表示の0を確認して(0でなければ0にして)たとえばX-200.Y-200.に軸を移動させると、当然機械原点からの座標も同じ座標になっているはずです。
このまま電源を落とし再度立ち上げて、自動原点復帰をすると表示している機械座標のXY座標はどうでしょう。 X200.Y200.になっていますでしょうか?
ここで座標がずれている場合、機械原点は電源を落とすたびに、毎回必ず同じテーブル位置では無いということになります。
G53G92X0Y0 は機械原点とズレているXY座標表示を修正しておく為と考えます。
補足
2009/04/26 21:35
ありがとうございます。
三菱なのですが、
G53の座標系と機械原点をイコールにする為に、G92X0Y0としてXY軸
をプリセットする為です。ということですが、
機械座標での原点の位置は変化はしない場所ですよね?
G53というのも機械座標であるから
それぞれのXYの位置は変化はしない場はないのですか?
だからXY軸のプリセットというのがよくわかりません。
機械座標上のX20はいつも20の位置で 40の位置はいつも40の位置
ということではないのですか?
ありがとうございます。
まずこの機械はファナックの様に乾電池があって、たとえば、
今日設定した座標系を電源落として次の日入れると
位置を覚えていない機械のようです。
原点復帰のコードはG60のドグ式原点復帰
指令軸ごとに早送りで機械原点へ復帰する機能です。G28は二回目以降の
原点復帰をメモリ式で行うのに対してG60では常にドグ式で原点復帰します。
それに対してG28は
G28を指令することにより、指令軸ごとに高速送りで機械原点へ復帰する機能です。
?準備入り後、原点復帰が行われていない軸はドグ式で復帰します。
2回目以降は一回目に記憶した原点へ高速で復帰します。
?原点復帰が完了すると原点着出信号を表示します。
?UV軸の原点復帰は常にメモリ式で行われます
?指令軸の軸アドレスのみ有効で指令値は無視されます。
とかかれています。
という風にG28でも一回目はドグ式の原点復帰になるそうです。
機械的には電源を切ったあとは原点復帰しないといけない機械のようです。
以上からどのように思われますか?
補足
2009/04/28 01:55
ありがとうございます。
まずこの機械はファナックの様に乾電池があって、たとえば、
今日設定した座標系を電源落として次の日入れると
位置を覚えていない機械のようです。
原点復帰のコードはG60のドグ式原点復帰
指令軸ごとに早送りで機械原点へ復帰する機能です。G28は二回目以降の
原点復帰をメモリ式で行うのに対してG60では常にドグ式で原点復帰します。
それに対してG28は
G28を指令することにより、指令軸ごとに高速送りで機械原点へ復帰する機能です。
?準備入り後、原点復帰が行われていない軸はドグ式で復帰します。
2回目以降は一回目に記憶した原点へ高速で復帰します。
?原点復帰が完了すると原点着出信号を表示します。
?UV軸の原点復帰は常にメモリ式で行われます
?指令軸の軸アドレスのみ有効で指令値は無視されます。
とかかれています。
という風にG28でも一回目はドグ式の原点復帰になるそうです。
機械的には電源を切ったあとは原点復帰しないといけない機械のようです。
以上からどのように思われますか?
ありがとうございます。
電源投入後、ドグ式によって
スイッチによって機械原点が決まるから
毎回多少機械原点の位置がずれる可能性があるのでしょうか?
だから
?G53G92x0y0
によって機械座標系での原点の位置を
設定しなおしているのでしょうか?
機械原点がずれると
ワーク原点との距離も分ずれてしまうから
そうしているのでしょうか?
これは電源を切ったら機械原点を忘れてしまう機械なら
マシニングセンターでも同じでしょうか?
こういうことをしないといけないのは。