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ベークライト板の平面度を出すための加工方法について
2023/10/17 16:43
- ベークライト板の平面度を出すためには、加工方法に注意が必要です。
- 平面度を確保するためには、材料の粗加工と仕上げ工程が重要です。
- 反りを防ぐためには、温度管理と材料選定が必要です。
ベークライト板の平面度を出したい
2009/05/04 15:07
380mm x 420mm x t12 のベークライトの板を、t10±0.05 平面度0.1程度
に仕上げようとしているのですが、加工中および、加工後に
反りが出てしまいます。
いろいろと苦労した結果、現在の加工方法は、
1.材料を一本刃のフェイスミルで粗加工(板厚12mm→10.5mm)
(材料は平面度
2.外周形状をマシニングで仕上げ
3.板厚と平面度を研磨仕上げ(平面研磨機で、水溶性研削液使用)
です。
何とか一枚仕上げたのですが、
休日の3日間、完成品を定盤の上に平置きしておいたところ、
平面度が0.05の品物が、反ってしまい、平面度が0.15になってしまいました。
ちなみに、休日の間は、空調は停止していましたので、
気温は30~35℃(東南アジアのため、高温)でした。
質問
1.そもそも、この平面度にベークライトを使うのは、現実的でしょうか?
(客先納品後、組み立て、最終ユーザーにて長期間使用しますので、
その間、反ってしまっては問題があるようです。
ただし、今まで他社が納めたベーク板には、問題がなかったようです。)
2.なるべく反りが出ないように加工するにはどうすれば良いでしょうか?
3.完成品が反らないようにするには、どんな点に注意が必要でしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
加工方法の一部が、抜けていました。
(材料は、平面度0.3程度です。)
回答 (2件中 1~2件目)
ベーク板は紙または布基材の板でしょうか?一般にベークを絶縁材料として
用いる場合,予め水分除去と寸法安定化の目的で乾燥前処理をします。
90~110℃ー24h~72h 程度,乾燥炉内処理をします。処理をしないと未硬化層や水分の影響により,そりや返りは出やすくなります。
処理をする事により,寸法安定化を図ればある程度は改善できます。この場合でも提示の平面度0.1は厳しい条件のように思えます。
ただし乾燥処理後放置しておくと再吸湿してしまうので油浸,または他のコーティング処理をしないと,寸法安定化の効果は現れません。
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詳しくは専門家の意見を待ちたいが
経験上、研削工程のクーラントの 水分・油分 を吸収してると考える。
材料の寸法に余裕があるなら
その部分を上手く使って固定時の歪が出ないようにして
フライス(MC)で仕上る方が得策では?
両面テープを上手く使えば0.1ならいけそうだが?
お礼
2009/05/06 11:46
ご回答ありがとうございます。
やはり、水分が原因ですね。
フライス仕上げは、今のところ、難しいです。
たくさん(0.1~0.2mm)削ると、もう反ってしまいます。
そのため、裏表交互に、0.1mmずつ削って、目標寸法にしています。
もっと良い方法がないでしょうか。
木工機械で削ったら良いのではないかと、考えましたが、
いかがでしょうか。
お礼
2009/05/06 11:52
ご回答ありがとうございます。
材料は、オレンジに近い茶色の紙ベークです。
やはり、水分吸収が原因ですか。
定盤の上に平置きしておいたため、片面だけが空気に触れていて、
その面が乾燥または、吸湿したのではないかと考えました。
油浸とは、通常どんな油を使うのでしょうか。
また、何時間くらい油に浸すのでしょうか。