宇宙空間での移動に使用される回転体と推進力の可能性

宇宙空間と言っても色々なケースがあります。
? 地球の重力より非常に弱い重力があり、空気等がある場合。
　 宇宙船内で、例えば地球重力から離脱している状況。
　 この場合は、自転車の様な回転体？は推進力になります。
　 力の方向と車輪の摩擦係数で、推進力が生まれます。
? 無重力で空気等がある場合。
　 宇宙船内で、例えば地球衛星軌道にのっている状況。
　 力が働かないので、自転車の様な回転体？は推進力になりません。が、
　 空気があるので、風車(ｶｻﾞｸﾞﾙﾏ)の様な回転体は、空気を例えば後ろに
　 風車で送り出すと、作用反作用の働きで、前に推進量が発生します。
　 これは、若田光一さんが宇宙実験で、クロールより平泳ぎの方が推進
　 力があったのは、空気を良く掻き分けたから。多分、水の様な流体は
　 クロールの方が、空気の様な流体は平泳ぎが効率的なのかな？？
? 空気が無い場合で、若干の重力がある場合はその方向に常に力が働い
　 ているので、その力に打ち勝つ推進力がないと反対には向かえません。
　 宇宙船の様な鉄製の物があれば、磁力等でも推進力活用はできますが、
　 無い場合は作用反作用で、圧縮空気を推進方向と逆に噴き出すや、
　 ボールの様な物を掘り出す等々のロケットの推進力と同じ原理を使用
　 する必要があります。
　 空気が無ければ、鳥や飛行機の揚力が働かず、飛行機がそのまま宇宙
　 に飛び出せないので、推進力にはなりません。
? 空気が無く見重力の場合は、?と略同様。
です。?と?は、回転体での推進力は不可能です。

宇宙機の推進方法で検索すると、色々と載っています。
学生のとき同じ様な問題を提起され仮想設計しました。
回転体は、ジャイロ効果で姿勢を変えるのに有効（ムーンサルトのねじり）ということで姿勢制御を議論しました。
呼吸に使う空気を、温度差を利用して圧縮して推進する方法で計算もしました。
　磁気・光などの推進は、計画され実験されているみたいです。
検索してみてください。

電磁気的な反発や吸引力では弱すぎて、実用レベルではないでしょうね。

真空かつ自由落下状態（いわゆる無重力・無重量）では、反発力により推進するしかなさそうです。
ロケットの場合は、自前で推進剤（水素・酸素）を持って行って、燃焼により高速で後方に噴射してその反動で加速する。
ジェット機も燃料と吸い込んだ空気で同じことをやっています。
何か荷物を持っていて、放り出すことでも移動できます。
ＳＦでは宇宙船の後方で核爆発を起こし、その反動で加速するというのもあります。
いずれにしても、持っている推進剤うや荷物がなくなればそこでおしまい。

回転だけでは一方向の運動エネルギーにはなり得ないので、フライホイールを回すとそのほか部分が反対に回るだけで終わりでしょう。
（反転するホイール２個を同時に回せばいいですけど）

この質問に当てはまるか判りませんが…
小生も、こちらに関し素人ですので、参考になれば。
先日のGW中にニュースか何かで言っていました。
人が宇宙空間で移動するのに、水泳のクロールでは前に進まなかったが平泳ぎでは前に進んだと言ってました。
なぜだかまでは聞き逃してしまいましたが…