液晶製造工程で使用されるガラス基板のサイズについて

ガラス基板の大きさは（１）さんが述べられている通りなので特に付記することはないのですが、では何インチの液晶画面はいくつの大きさのガラスでつくられているかというのは、だいたいの相関はあると思いますが、１対１で対応するようなものではありません。
また、ラインもおそらくロット生産だと思います。同じラインでは同じ大きさのガラスを素材として投入しますので、同じラインで複数の大きさのテレビを作っていると思われます。
（画面サイズに合わせて、１枚のガラスで何画面分取るかと端材の大きさが変わります）

そもそも「第何世代のガラス」と対応するものは「工場」なのです。
うろおぼえですが、第６世代あたりのガラスを取り扱おうとすると、ビル３階建てに匹敵する高さの搬送装置が必要になると聞いたことがあります。
つまり、取り扱うガラスの世代に合わせた工場を建屋から設計していかないといけないのです。

ただ、
・ある工場が第何世代のガラスを取り扱っているか
というのは産業新聞などで取り上げられてますし、
・その工場が何インチの液晶画面を生産しているか
というのもある程度広報されていると思いますので、それらの情報を結びつければだいたい推察できると思います。

テレビのサイズについてですが、○インチというのは
画面の対角線の長さになります。
つまり画面が縦Aｍｍｘ横Bｍｍのテレビは
√（A＾2+B＾2）/25.4インチのテレビということになります。
実際は同じインチ数でも大きさはそれぞれ違います。
（同じメーカーの同じインチ数のテレビでも微妙に違うときがあります）
詳細は企業秘密に触れてしまうのでここではお話できません。

小生は、少し違った観方からアドバイスをします。
半導体のメモリー等のチップも、12インチ（25.4mm×12≒300mm）
ウエハ等で製作して、サイズ切断します。
それと同じで、液晶のガラスもカットして、液晶ディスプレイのサイズに
します。
ただし、製作方法やディスプレーのプレーム（枠）デザインで、各社の
サイズが多少異なります。
ガラス基板メーカーは、液晶ディスプレー製作メーカー仕様のサイズで
液晶基板を出荷しています。サイズに加えて、荷姿もです。

できれば、書店等で、『絵で見る液晶……』や『わかりやすい液晶……』
の本を確認して、気に入った書籍を購入すると良いでしょう。
マンガ絵等が入って判り易くまとめています。
先ず、確認をしてみて下さい。

テレビの画面サイズにも
★ ノーマル；横縦比は4:3（対角線がインチサイズ）
★ ワイド　；横縦比は16:9（対角線がインチサイズ）
でも異なります。
詳細は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA
のテレビの画面サイズを参照。

製造コストを下げるため，最終製品１枚に対応したサイズではなく，大きな
サイズのガラス基板から多面取りすることが行われています。

参考ＵＲＬの資料によれば，１７インチパネル１２枚どりで，１１００×
１２５０ｍｍと記されています＠２００２年時点

参考ＵＲＬ（２）の資料によれば，第７世代は，２１００×２２００ｍｍ

参考ＵＲＬ（３）の資料によれば，第８世代は，２２００×２５００ｍｍと
記されています＠２００６年時点。１７インチパネルならば，４８枚どりと
いうことでしょうか。

もう少し丁寧に調べれば，ご質問者の意図する内容まで探せそうに思います。

第一世代から第１０世代までのガラス基板サイズの変遷
http://www.asahikohsan.com/12glass/index.html

http://www.nachi-fujikoshi.co.jp/tec/pdf/10b2.pdf
図２に「世代」とガラス基板サイズの関係が示されています。

ガラス基板サイズと材料効率のよい液晶パネルサイズの関係
１５００×１８００　３７インチ
１８７０×２２００　４６インチ
２１６０×２４６０　５２インチ
２４００×２８００　５７インチ（または４８インチ８台分）

ガラス基板は何インチディスプレイに相当するか・・
http://blog.livedoor.jp/intell_note/archives/50668533.html

http://pub.ne.jp/tomoyo/?daily_id=20090222