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電源設計において、スイッチングとリニアレギュレータの選択はどうすべきか?
2023/10/17 12:43
- 基板FR-4 1.6t 両面基板 放熱フィン無し、部品高さ20mmMAXの条件下で、Vin=32V Vout=24V 300mAの出力電源を作りたいと考えています。熱と部品コストを考慮すると、スイッチングかリニアレギュレータのどちらが適しているのか迷っています。
- もしスイッチングレギュレータを選ぶと、高効率かつ小型化が可能になりますが、ノイズやEMIが発生する可能性があります。一方、リニアレギュレータは安定性が高く、ノイズやEMIの心配が少ないですが、効率は低くなります。
- また、ツェナー+トランジスタの組み合わせも考えられますが、その場合はどのような特徴や利点があるのでしょうか?どのオプションが最適なのか、アドバイスをいただけると幸いです。
電源設計
2009/08/17 18:26
基板FR-4 1.6t 両面基板 放熱フィン無し、部品高さ20mmMAXにて
Vin=32V Vout=24v 300mA位の出力電源を作りたいのですが、
熱、部品コストを考慮した場合、スイッチング or リニアレギュレータ
もしくは、ツェナー+トランジスタ等、どうしようか悩んでいます。
皆さんならどのようにしますか? 助言をくださいお願いします
回答 (2件中 1~2件目)
方式選定の考え方は既に回答が付いていますので、ここでは熱的な検討結果
のみお知らせします。
例えば、銅箔(35μm)ベタパターンのサイズ□40×40基板の中央に発熱部品を
実装し、基板表裏ともに通風が確保されるような構造の時、
(放熱器を使わずに、基板の放熱性のみに頼った放熱設計の場合です)
実装部品から周囲までの熱抵抗はざっくり見積もって35K/W程度です。
発熱部品の発熱量をリニアレギュレータと仮定して、
(Vin-Vout)×Iout=2.4Wとみると、 温度上昇は35K/W×2.4W=84K
基板が収容される筐体内温度を50℃と考えると、発熱部品の動作温度(基板
実装部)の温度は、50℃+84K=134℃となります。ジャンクション温度は、半
導体パッケージ内の熱抵抗によって134℃より高くなりますので、最大定格を
超えてしまうでしょう。
発熱部品の発熱量をスイッチングレギュレータ(効率85%)と仮定して、
(1-効率)×Vout×Iout=1.08Wとみると、 温度上昇は35K/W×1.08W=38K
発熱部品の動作温度(基板実装部)の温度は、50℃+38K=88℃となります。
常識の範囲内の動作温度に収まるようです。(いくつもの仮定を重ねています
ので、実際の設計条件で検証は必要です。)
スイッチングレギュレータの場合、発熱部品は1個ではなく、スイッチ素子
ダイオード、コイルなどに分散されるので、上記計算より有利な方向です。
発熱部品が実装されるパターンを可能な限り広げて、基板からの放熱を確保
するように設計するのであれば、スイッチングレギュレータの場合は放熱器
なしの実装が成り立つ可能性ありとみました。
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ざっくりと2.4Wとしても、放熱フィン無しではいずれの方式でも困難では?
この電源で、何をしようとしているのか?
方式の選択は、これで自ずと決まります
熱やコストは二次的な要素であって、負荷となる装置に適さない電源では意味がありません
お礼
2009/08/18 08:49
ご回答有難うございます
放熱性も考えスイッチングレギュレータにて検討してみます
有難うございました