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バーリング穴に逆からタッピングねじを締めた場合
2023/10/16 14:41
- 自働ねじ締め機を使用して、製品の板厚が0.8mmでバーリング加工されている場合、逆方向からM2.6x0.45のタッピングねじを締める工程でねじが途中で止まる不具合が発生することがあります。
- 材質はジンコートであり、同じ穴径で別型・別工程で作られています。
- 不具合の原因として考えられるのは、ねじの種類や締め付ける力の問題、穴やねじの仕様のズレ、ねじの状態や材質といった要素が挙げられます。
バーリング穴に逆からタッピングねじを締めた場合
2008/02/07 12:55
はじめまして。自働ねじ締め機を使いねじ締めをしています。
製品の板厚は0.8mmでバーリング加工してあり全体では
約1.35mmの厚みとなっています。材質はジンコートです。
製品の中にはそのバーリングに順方向からM2.6X0.45のタッピング
ねじを締める部分と、逆方向から同じねじを締める部分があります。
別型/別工程で作っていると思うのですが、測定上では同じ穴径です。
その中で、逆方向から締めている工程ではねじが途中で止まってしまう
不具合がたまに発生します。
考えられる原因について教えて下さい。
質問者が選んだベストアンサー
毎度ドーモです。
当社でも似たようなことがありましたので参考まで・・・
(但しねじ切りしたものにボルト締めです)
バーリングのダレ方向からネジを締めると問題ないですが、バーリングの口側から締めるとねじ切りしたバリを巻き込んでトルクが上がり途中で止まってしまいました。
口を面取りすると問題ありませんでした。
タッピングネジですから違うかもしれませんが、試してみる価値はあるかも・・・
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その他の回答 (4件中 1~4件目)
1~2回/時間の発生なら、ビデオをセットすれば、内容が判る筈です。
殆どが、弾かれる様になりますが、稀に喰い付きます。
それは、焼き付いた様に…。
トルク異常、又は、締め付けられないのは、バーリング端面とねじ山が、
ねじの頭部の着座と同じ状態になる事が原因です。
ビデオ撮影は、効果的ですよ。
お礼
2008/02/07 18:25
後の先、アフターユー さん。 再び、ありがとうございます。
計6時間撮影してやっと1回撮れました。
でもスローにすると鮮明な画像ではないので、わかりずらいですが。
ねじ穴にはすんなり入り、ねじ切りが約3回転した所あたりで
トルクアップして止まっていました。トルク65Ncm。
不在だったので、その時のねじは回収できませんでしたが。
着座と同じ現象と言うのはどう言う事なのか考えてみます。
本当に、ありがとうございました。
バーリング穴形状を、拡大鏡で観察して下さい。
* 順方向は、板厚以上のアールが付いている筈です。R0.8mm以上です。
これなら、ねじ山の角が当たっても、分力が働き、穴の中央へと製品が
動きます。
* 逆方向は、前述の分力は働きません。
尚且つ、ねじ方向へバーリングが倒れる力が働き、ねじ山とバーリングが
ブリッジ構造となり、ねじの締め付けが止まっているのだと考えます。
バーリングの端面が荒れていなければ、滑って製品が弾かれ、穴の中心へと
製品が動くのですが、稀にねじ山とバーリング端面が焼き付を起こす??
様に馴染みます。
以上が、原因と考えます。
『逆方向から締めている工程では、ねじが途中で止まってしまう』サンプルを
現場から提供を、数点受けて観察して下さい。
小生の経験では、その様になっている筈です。
稀に起きる現象(トラブル)は、推測と現物確認で、大半は原因が解明できます。
お礼
2008/02/07 17:29
後の先、アフターユー さん アドバイスありがとうございます。
バーリングの順方向にはアールが付いています。
ブリッジ構造になり、バーリング穴が絞まる事も納得しました。
<稀にねじ山とバーリング端面が焼き付を起こす??様に馴染みます>
とありますが、これはどう言う事でしょうか?。
山に焼きついた端面が引きちぎられてそのまま進み、それが原因で
途中でトルクアップしてしまうと言う事でしょうか?。
不具合の現物ねじを、もう少し集めて観察してみます。
シャーシ側は後工程に行くので、入手出来ないのが残念ですが。
貴重なアドバイス、ありがとうございました。
ネジ締め機の送りピッチは、変えられるでしょうか?送りピッチを小さくしてみたら良いかもしれません。バーリングの形状を眺めてみると、裏から力が加わると、内径が締まる方へ力が加わりそうです。ピッチが変えられない場合、下にスポンジなど敷いて、力を逃がせるといいかもしれません。
お礼
2008/02/07 14:59
山ちゃん さん、アドバイスありがとうございました。
送りピッチとはねじが入って行く推力の事でしょうか?。
推力はエアシリンダーの空気圧で調整していますので
カムアウトしない程度に下げてみます。
また、プレスでバーリングした時に、バーリング先端が
何らかの理由で硬くなるのかな?などと考えてもいるのですが?。
ちなみにバーリングの先端形状は凸形状ではなく
お椀を逆さまにして、先を切った様な形状で、バリは少ないです。
もう少し観察を続けてみます。
ありがとうございました。
お礼
2008/02/07 15:42
MASAFUMI さん、アドバイスありがとうございます。
バーリングの口側は軽く叩いてバリを押さえる様になっているみたいです。
(通常の方向から締めるバーリングの場合は無加工でバリが大きいです。)
この加工状態を観察してみます。
確かに言われる様に、ねじ山には何か金属の異物が付いているのも
中にはありました。
大変良いアドバイスをありがとうございました。