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粉体塗装の剥がれ問題について
2023/10/16 11:46
- 粉体塗装設備を立ち上げたが、塗装剥がれが多発しているため困っている。
- 被塗装材質はアルミダイカスト品で、塗料はポリエステル樹脂系粉体塗料を使用している。
- 現在、洗浄工程が剥がれの原因ではないかと考えており、水道水の硬度と塗装密着の関係についてアドバイスを求めている。
粉体塗装 剥がれ 剥離
2008/03/28 16:49
粉体塗装設備を立ち上げ(ベトナム・ハノイ)実施
密着がかなり悪い。塗装剥がれが多発く、困っています。
・塗料 ポリエステル樹脂系粉体塗料
・被塗装材質はアルミダイカスト品
・ダイカスト鋳肌への塗装と切削加工面に塗装
?前処理(洗浄スプレー2工程式・・・洗浄水槽60℃、お湯洗い水槽60℃)
?水切炉投入
?塗装(粉体)
?焼き付け炉投入
現在、「前処理(洗浄)工程が剥がれの原因では」と考えていますが、
洗浄原液は日本でも使用実績有りです。
となると、水が怪しいと思っています。
水道水(ハノイは硬水?)と、塗装密着の関係に詳しいかた居られませんか?
なんらかのアドバイスよろしくお願いします。
回答 (4件中 1~4件目)
ハガレ状態がベロベロの場合、ヤキ甘が疑わしく、
チョコハガレで、部位特定があるならば水洗水汚染。
ロットばらつきが激しい場合は加工油残留が疑わしい。
ダイキャスト品は同一条件でキャスティングしても
表面組成はばらつきますので、ハガレ原因物質の
ひとつである離型材残留も多いに疑わしい。
表面処理後、乾燥面に水垢汚染が認められるとありますが、
一度塗装前品の表面にきちんと皮膜が形成されているか
蛍光X線分析で確認したら良いかと思います。
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前処理の影響でハガレを発生することもありますが、新しく設備を立ち上げたとのこと。。。
ワークを使って実際の温度測定はやられましたか?
今までの経験から言うと粉体塗装の場合、大抵の場合が焼き甘になってるケースが多く、症状としては塗膜ハガレです。特にダイキャストなどの鋳物は温度が上がりにくいためこういったケースが多いです。
一度確認してみてください。
確かに、硬水の場合は溶け込んでいるカルシュームやマグネシュームが
悪戯をする事も考えられます。
ボイラーなどでカルシュームの付着を防ぐ為に
イオン交換樹脂で軟水にして使用する場合も有るそうです。
補足
2008/04/01 13:24
ありがとうございます。
洗浄後、水切炉に入れ、水が乾燥した後、製品を見ると、水垢がしっかりと付いていました。
(現在は、洗浄後拭き取りを実施)
水道水(工業用水)に何らかのフィルター(純水器?、濾過装置)を取り付けてみます。
工場の環境はどうですか?
日本との差は水と空気ですね。
ベトナムとなったら温湿度が高いですから、原料、塗料の保管とか、塗装環境を考えることだと思います。
補足
2008/03/28 20:13
さっそくの回答ありがとうございます。
水・・・工業用水だそうです。現在成分表を取得依頼中。
空気(湿度)・・・現在25℃70%前後です。塗料メーカは80%以下なら大丈夫。と言っています。90%になっても、いわゆる玉(ダマ)にさえならなければ大丈夫と言っています。
塗料状態・・・保管時に湿気が低く、35℃以下という条件があります。冬場に持ち込んだ粉です。塗装装置メーカ、商社にも見て貰いましたが、大丈夫という回答を貰いました。
原因不明のため、とっても悩ましいです。
補足
2008/04/09 22:41
ありがとうございます。
実際の温度測定は出来ていません。
温度により変化するシールをワークに貼り付けてテストをする予定です。
(シール現在手配中で、直ぐに届きません・・・)
焼きあまについて、見た目が「テカテカ」?になると聞いたことがあります。
また、じっくり焼いたこともあります。
ワーク温度180℃、40min が塗料メーカ推奨ですが、
設備の雰囲気の設定を200℃40min以上で試したこともあります。
しかしイマイチ。