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つり下げ打撃加振法による振動減衰特性試験について
2023/10/16 08:30
- JIS G 0602に則り、つり下げ打撃加振試験を行おうと考えています。
- 試験片に穴を開けずに糸を接着する方法と、穴に糸を通してしばる方法のどちらが良いのか疑問です。
- 加振点や応答点が変わっても固有振動数とモード減衰比は変化しないという情報があり、打撃位置とセンサ取り付け位置について悩んでいます。
つり下げ打撃加振法による振動減衰特性試験について
2008/06/02 17:21
JIS G 0602に則り、つり下げ打撃加振試験を行おうと考えております。
損失係数を求めることが目的です。
?JISを見ると、糸で試験片をつるしているのですが、試験片に穴を開けて穴に糸を通してしばってしまって良いのでしょうか?
それとも、穴は開けずに、接着材などで糸を試験片に接着するのでしょうか?
?糸で試験片をつるした状態で、インパルスハンマにより打撃を加える場合、加速度センサを取り付ける位置とインパルスハンマで打撃を加える位置は、打撃方向とセンシング方向が合っていれば、どこでもかまわないと考えてよろしいでしょうか?
「固有振動数とモード減衰比は、加振点や応答点が変わっても変化しない」旨の記述が書物にあったため、このような判断に至っております。
質問者が選んだベストアンサー
初めて聞く試験方法で、興味が湧きJISを見ました。
感想ですが、あまり精度の高い測定値を求めてはいない、3桁目は怪しくても良い、ぐらいの試験かと思います。
なので、疑問を抱かれた?、?以外にも厳密さを欠く記述がみられます。
・標準試験片の幅は、原則として10~25mmとする ?
・インパルスハンマの打撃力が試験結果の報告にどう書く ?
・糸の材質、太さ ?
・振動次数を1~3次とし、次数ごとに記載する ?
そこで、振動にたいする一般常識から、次のように判断してよいと思います。
?試験片の幅に対して無視出来る1~2ミリの穴をなるべく端に明ける程度では影響しない。
?適当に叩きなさいとしか読めない。端を叩くと高次の振動が発生しやすいと考えられるが、これも規定されてない=影響は薄い。
JISを制定した、団体、関係者名が公表されてますので、それに直接聞くのも宜しいかと存じます。
JISといえども完璧ではなく、関係者を問いつめて規定の矛盾を認めさせた例を知ってます。また規定の背景や業界での実情を聞けるとそれ以上の収穫になると思います。
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お礼
2008/06/04 10:14
??に対するご回答、ありがとうございます。
?については、回答いただいた値をもとにコンピュータシミュレーションを行い、試験片を作製する前に、穴の大きさと位置を検討したいと思います。
?については、端をたたくと高次の振動が発生しやすいということを知りませんでしたので、端をたたかないようにしたいと思います。
また、別途ご指摘いただき、ありがとうございます。
ご指摘いただいたとおり、JIS G 0602は??以外に厳密さを欠く点が多く、当方も困惑しております。
ご指摘いただいた3点については、当方は以下のとおり考えておりました。
・試験の目的は、複数種類の材料について試験を行い、材料による損失係数の違いを求めることのため、JIS規格の試験片寸法は厳格に決められてはいないですが、同じ寸法で作製すれば良いと思っていました。
・糸の材質や太さについては、ご指摘のとおり、全く指定されておりません。そこで、道糸を使用しようと思っておりました。測定結果への影響などを考慮してというよりは、安価で細くて丈夫なことが理由です。
・計測結果をどのように記述するかについても特に記述が無いため、5次程度まで次数ごとに記載し、更に、その平均値を併記しようと考えておりました。しかし、根拠があってという訳ではありません。