汎用フライスでの仕事

Question

今どき汎用フライスでできる仕事というのは少ないでしょうか？

あっても単品ですごく難しいとかでしょうか？

汎用フライスで出来る仕事の新規開拓って難しいですか？

Answer

回答（2）続き。あくまで条件が揃っての話です。
十分にお金を払う価値の腕があっての話。
完成品を見てどうやって加工したのと考えるようなものがさっと出来て、
信用しくれる客がついてる、と仮定してです。
発注側もオッカナイからな、単品を知らないとこに外注出すのは。

例えばフライスで研磨に負けない６F加工が出来ますか？
サーキュラーやインデックスを使わずに円や斜め加工が出来ますか？
会社としては大きく出来ませんよ。
ということは一人職人の一人営業となり。
少なくとも一軒は安全牌の発注元が必要です。

結局商売ですから需要と供給の関係です。
周りに競合が少なければ。
単品仕事を出す会社が多ければ。

Answer

新規開拓はできなくは無いでしょうけど、正直食ってはいけないとお思います。今、汎用のみでやってる会社があるのは、腕をかって昔から長年付き合いがあるとかだとおおもいます。そういう会社でも新規開拓ともなればやはり難しいと思います

うちではたしかに汎用のみでできる仕事や、汎用のみの仕事もありますが、
あくまで、マシニングがほかの仕事をかかっていて、かかる余裕が無いから汎用でやってるだけで、やはりマシンニングでやったほうが早く正確なものができます。
ので回答５、７の方がおっしゃってるとおりだとお思います。

Answer

回答５です。
汎用フライスで出来る範囲は、狭いです。
マシニングはフライスの仕事のほとんどが、出来ますが
その反対は、無理です。
単なるポケット加工にしても、マシニングのほうが早い。
仮に、半径１５０のポケット加工、フライスで出来ますか？
円テーブル載せてやってごらんなさい。
段取りや切削にどれ程、時間掛かることか。
まして、現在、機械メーカーは、汎用機をどのくらい作ってますか？
売れないから、作っていないのでは？
機械メーカーに、お聞きになられたら。
ほとんどのメーカーは、ＮＣ機、オンリーに近い。
汎用機は、原点の機械ではあるが、生産性の低さは、どうしようもない。
我々は、技能オリンピックで、腕を競うわけじゃない。
加工して、対価をいただくのです。
早く加工できれば、儲かりませんか？
いかに使い手の技量が良いとしても、ＮＣには敵いません。
開拓は、不可能です。
経験者としての、意見です。
腕がいいと思っている人間ほど、マシニングを使ったときの落ち込みは
激しい。
もっと早く、気が付けば良かったと、後悔しましたよ。
機械に張り付いていなくとも、仕事によっては１時間や２時間は、ほおって置けます。
今では、ＮＣとマシニング３台で、仕事しています。
借金しましたが、機械が返してくれてます。
単品で難しいのは、マシニングがもってこいです。
航空機の部品とか、人型ロボットの関節とか加工しましたが
フライスでは、不可能です。
最初の機械導入から、１４年経ってます。４０代に入っていれました。
５０も半ばを過ぎて、機械の有難さが、身にしみますよ。
お若いのなら、ましてやですよ。
覚える時間が、短くて済むでしょう。柔軟な頭のうちに、入れたほうが良い。
楽ですよ！！！！！

ちなみに、私が使ったフライス盤。
大隈豊和の２Ｖと，山崎技研のＹＺ８Ｃ。
トータルで１５年。

汎用旋盤もあります。森精機のＭＳ８５０。
２６年もの。
たまに、ねじ切りなんかで、使ってます。
貴方は、旋盤使えるの？
基本中の基本の機械だが。

Answer

部品形状でいうならMCの仕事も大部分は汎用フライスで可能です。
単品ですごく単純形状なのでMCは使わずにフライス加工をする時も多いです
汎用フライスで注文を集めて仕事としてやって行けるかという事ですよね。

汎用フライスの特徴は冶具と工具にお金が掛かる事。特に工具にです。
測定器等はもちろんですよね。予算的にはMCと同じかそれ以上に掛かります
（1）作業者に求められるレベルですが単純形状品ならMCよりも早い事。
（2）複雑形状品なら図面と製作手順の理解が２時間以内に終わる事。
（3）切削により変形する時は測定により加工で対応できる事。
（4）研削、ワイヤカット、放電、焼きいれ、表面処理、アルミ、SUS、
SS、ＳＫＤ、ＳＫＳ、などについて知識や経験のある事が望まれる。

仕事の出来具合は作業者に１００パーセント依存しますので注文先より
高い技能が在るなら注文は来ると思います。そんな人が居るなら私の所で
も頼みたいです。MCを止めて汎用フライスで加工する時も多いのです。

新規開拓が難しいかどうかは作業者のレベルによると思います。

たとえば穴径を加工する時に仕上げをボーリングで行うと時間がかかります
そこで仕上がり径のエンドミルを使うのですが２５ミリ以上になると価格が
高くなります。多数の仕上げ用エンドミルが必要に成ります。

リーマ仕上げの時も多数のリーマが必要です。NC,MCなら円切削で仕上げます
からリーマやエンドミルの数が少なくても加工できます。

冶具というのは回転台付きバイス、傾斜バイス（左右、前後）、割り出し、
ティルティング（傾くサーキュラ）など。それらに伴うブロックなどです。
脱着による測定作業も多くなるので工夫と小道具が必要です。

工具代がかかるのは消耗工具が多いので何時までも出費が続くからです。

MCと汎用フライスを仕事競争的に考えている人もいるようですが私の所
では両方とも役に経っています。加工する品物によると思います。
２～３個なのでMCと汎用フライスを行き来する場合も多く有ります。
５軸を使えば出来ますが固定方法を準備してプログラムを組むのに３個
では価格が合わない物が多いです。

汎用フライスで仕事をするにしてもMCを主力にしている工場と協力関係
を築いておく事は大切でしょうね。

Answer

汎用フライスで出来る仕事は、限られます。

超硬工具が主流の現在、剛性の低い機械では、使えません。

ハイスの工具では、切削速度が遅いですから、加工時間も遅くなり

競争出来ません。

新規開拓は、無理です。

それで、喰えるなら、数値制御の機械は、いらないでしょう。

マシニングでも、勿論、単品加工出来ます。

汎用フライスでできる仕事の現状と新規開拓の難しさ