このQ&Aは役に立ちましたか?
装置設置の水平出しについて
2023/10/16 07:25
- 装置設置での水平出しについて相談です。現在、大学の研究で3m×3mの実験装置を屋内に作っており、水平出しに困っています。
- ゴムシートを床に敷き、水準器を使用して水平度を計る方法を試していますが、精度が出ません。機械加工の工作機械のように調整する方法があれば教えてほしいです。
- コンクリートを使う以外にも、装置設置時の水平出しに適した方法はあるのでしょうか?アドバイスをお願いいたします。
装置設置における水平出しについて
2008/06/21 03:34
現在、大学の研究で3m×3mの実験装置を屋内に作っており、その実験そうつ設置のために水平出しを行っているのですが、上手くできず、困っております。具体的には3m×3m×5mm厚のゴムシートを床に直接引き、その上の水平度を水準器で計り、ゴムシートの下に紙をはさみながら調整していますが、精度が出ません。
機械加工の工作機械での水平出しと同じかと思うのですが、設置時にはどのように調整しているのでしょうか?やはり、屋外設置と同様にコンクリートを使うべきなのでしょうか?
何かほかに水平を出す良い方法はないでしょうか?
質問ばかりで申し訳ありませんが、アドバイス含めご回答よろしくお願いいたします。
質問者が選んだベストアンサー
>3m×3m×5mm厚のゴムシートを床に直接引き
多分これがレベルの狂う原因。
重量物が傾斜することで荷重の掛かり方が変化します(圧力分布の変化)
工作機械で基礎の重要性が問われるのは 振動と剛性の変位です。
装置その物の剛性も重要な要素となります。
レベルの観点からは、基本的にはしっかりした基礎に直接設置が好ましい
振動等でどうしてもゴムを入れたいのなら、最低限 装置側のベース部を
補強(間に鉄板等を入れても可)してから防振のゴムを入れるべきです。
工作機械は鋳物の リブ配置・肉厚 等で振動が発生しにくく設計されています。
当然、基礎が弱ければ振動の発生に繋がります。
工作機械用のレベルは 1m/0.02(1目盛)が一般的で この範疇に収まれば
大抵は問題は有りません。
工作機械は重量・サイズの面から測定方法が限られます。
機械ベースのレベルを出して順番にレベルを見ながら組上げて行くことが多く
そのやり方で精度(ベースとの平行度)を維持します。
防振のゴムも専用の物の採用が望ましいと思います。
訂正
(誤)工作機械用のレベルは 1m/0.02(1目盛)が一般的
(正)工作機械用のレベルは 0.02/1m(1目盛)が一般的
このレベルとは水準器の事をさします。
電子式の物ならX-Y同時に0.01/1mが可能です。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (5件中 1~5件目)
工作機械は、脚にボルトが埋められており、これによって水平度を調整しています.
普通の大きさ(10トントラックで運べる程度)の機械では脚のボルトは概ね6箇所ほどありますが、
そのうちの3箇所で水平を出し、残りは水平に影響しない程度に支えます.
つまり、このボルト以外というのは全く接地していない訳です.
もう少し噛み砕く必要があるなら、“ねじを使ってジャッキアップしている”と考えて下さい.
それぞれのボルトの下には、コンクリートもしくは鉄の板を敷きます.
これは、「レベリングプレート」などと呼ばれていると思いますが、大きくても10センチ四方程度でしょう.
少しでも参考になれば.
装置の重さや剛性より方法が色々有りそれによって方法が変わりますが…
工作機械はレベリングアジャスタ等の脚が有ります。
http://www.imao.co.jp/on-cat/imf-002/02_30series/07foot/pdf/ap_30.pdf
(参考=これは比較的軽量な装置用アジャスタパッド)
アジャスタを使わない場合は床面は平じゃないので
脚ポイントを決めて光学レベル又はレーザレベラーと直尺を使い
高低差を測定してシム板を入れて調整します。
水準器(1/1000台精度)の出番はその後
防振ゴムも全面にひくとかはやらないで脚ポイントに置いて行くイメージで…
工作機械は
基本は 3点にてレベル出しです。
5点~10点ほどレベリングブロックを入る設備がほとんどですが、
あくまで荷重の分散が目的です。
3点以上でのレベル出しは素人にはほぼ不可能です。
もし、その設備が外部からの購入品であり、
レベリングブロックをついていないのであれば、
水平出しが不要な設備ではと思いますが
メーカに確認が必要です
現に世の中の工作機械にもそのような設備はごくまれに存在します。
(とは言っても最小限の地盤のレベルは見ますが・・・)
工作機械の足はねじで高さ調整が出来るようになっています。
小型機械なら3本足。大型は本数が多いが、ベースの強度が充分なら3本で水準をほぼ出して残りは微調整で荷重均等に調整します。
いずれにしろ、あくまで点での調整を行っており、面全体でベタッと当たるようでは調整が困難です。
緩衝のためゴムを敷くなら、装置と間に鉄板などを挟み、それとの間隔をねじで調整します。
装置の底にねじを追加するのが困難であれば、レベリングブロックを間に入れる手もあります。
お礼
2008/06/21 09:44
ご回答ありがとうございます。
やはり面での調整は困難ですね、一晩、試行錯誤で行っていましたが、一辺の調整すると他がずれるということが起きました。
レべリングブロック参考にしてみます。ただ、荷重を考えると面で調整したいところです。
アドバイスありがとうございました。
お礼
2008/06/21 09:56
ご回答ありがとうございます。
装置は自前での開発ですが、レベリングブロックは使っておりません。ただ、皆様からのアドバイスをいただいて、そこまで水平度を出さなくてもいいのではと感じてきました。(工作機械でもそこまで出していないようですので…)
もう少し、水平のレベルを再考する必要がありそうです。