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不具合のある中国製ACアダプターについての調整とは?
2023/10/16 07:22
- 中国のメーカーから輸入したACアダプターで不具合が発生しました。出力電流が1Aに満たないことや個体ごとの過電流のばらつきが分かりました。どこまで主張すべきか分からず、求償関係を含めた調整をする必要があります。
- 当該製品は菱形PSEを含む多くの国際規格を取得していますが、過電流保護の適正値についての規定が見つかりません。ACアダプターの検査メーカーによれば、定格の200%で過電流保護を設定するケースもあるそうです。
- 個体ごとの過電流が働く電流値のばらつきはかなり問題であり、正当な解決を求めるべきです。先方との話し合いをスムーズに進めるためにも、要求する範囲や基準についても調査しておくことが重要です。
中国製ACアダプターによる製品トラブル
2008/06/26 01:03
中国のメーカーから輸入したACアダプターで不具合が発生しました。
定格100-240VAC 24V4Aというスペックのスイッチング電源です。
不具合を指摘されたACアダプターを調べたところ出力電流が1Aに満たないことが分かりました。
また、他の個体も調べたところ、過電流保護機能のばらつきと思われる出力電流の違いが分かってきました。個体によっては5Aで過電流保護が機能するもの、9Aで過電流保護が機能するもの。
これらについて、先方と求償関係を含めた調整をしなければならないのですが・・・どこまで主張するべきなのか正直分かりません。
当該製品は数多くの国際規格、菱形PSEも取得済みなので、その規格の中で過電流保護の適正値についても規定されていて、求償の範囲の話し合いはスムーズに行くはず・・・と思っていましたが、過電流保護の電流値について規格など基準が見つけられずにいます。
ACアダプターの検査機器メーカーからACアダプターの用途によっては定格の200%で過電流保護を設定するケースもあると聞いているのですが、今回のような個体ごとの過電流が働く電流値のばらつきはひどすぎると考えています。
アドバイスお待ちしております。
回答 (1件中 1~1件目)
各国の安全規格を取得していたとしても,過電流保護のバラツキ問題とは関係ありません。公的な規格・基準に判断基準を求めていらっしゃるようですが,拘束力のあるのは仕様書です。仕様書を取り交わしていれば,そこに過電流保護の動作の上下限が規定されているか否かを確認ください。仕様書を取り交わしていないとすれば,カタログなどの記載内容で判断することになります。
製品仕様のなかに,過電流保護の動作点について記載がないとすれば,定格電流を出力したときに,規定した範囲の出力電圧が出ているかどうかが判定基準となるでしょう。
一般に,過電流保護機能は電源自体を自己保護することが主目的であって,負荷の動作や安全を保証することはできないと考える必要があると思います。負荷の安全や動作を保証させたいのであれば,それに見合った過電流保護機能の数値仕様を決めておくべきだったと思います。一般仕様として,過電流保護動作ポイントが定格電流の200%であっても文句は言えないでしょう。
とはいうものの,バラツキが5Aから9Aという実態は酷いと思います。原因の追及を求める必要を感じます。「契約」の観点から攻めにくいとすれば,「技術」の観点から攻めて,設計の不十分な点,使用部品の問題,製造管理の問題などが浮き彫りになれば,その原因の及ぶ範囲の納入品について良品への交換,補償などの対象にできると思います。
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お礼
2008/06/27 00:53
解答ありがとうございます。
計測機器メーカーと相談したところ、ACアダプターは用途により過電流保護の設定はことなり、定格の200%に設定することもよくあることだと教えていただきました。
技術の観点から攻める・・・ことを狙ってS認証を取得し、第三者機関を効果的に利用して品質を確保したいと考えていたのですが・・・当該ACアダプターは第二項の用品基準で認定されており国内のS認証の条件として第一項で取り直すという金と時間のかかることを実施したのですが・・・そもそも見当違いだったのだろうかと後悔しています。