エアー切り替えスイッチ：青ボタンでエアーが入りっぱなし、赤ボタンで抜ける方法

詳しくは、SMCさん等の営業マンに確認して下さい。

さて、先ず、エアオペレートバルブの2ポジション5ポートバルブを
マスターバルブとして使用して下さい。
電磁式2ポジション5ポートバルブのソレノイドが、エアに変わって、
エア取り込み口の雌ねじが切ってある物です。
次に、押しボタン式エアオペレートバルブの2ポートではなく、3ポート
タイプを選びます。（ボタンを、赤や青等の色で選べます）
そして、マスターバルブとして使用するバルブのパイロット切り替え
ポートへそれぞれ接続します。

最後に、動作させますと、
? 青いボタンの3ポートバルブを押しますと、
　 マスターバルブのパイロット切り替えポートにエアが流れ、
　 マスターバルブが切り替わり、エアが流れっぱなりになる。
　 ハンドバルブのハンドが、マスターバルブのスプールと同等な
　 物で、パイロットポートにエアが流れると、その圧力でスプール
　 が切り替わる。<ハンドバルブのハンドが動くが如くに>
　 マスターバルブのスプールは、一度切り替わると、その場で固定
　 （インターロック）されます。
? 赤いボタンの3ポートバルブを押しますと、
　 マスターバルブのパイロット切り替えポートにエアが流れ、
　 マスターバルブが切り替わり、エアが抜ける。
　 ハンドバルブのハンドが、マスターバルブのスプールと同等な
　 物で、パイロットポートにエアが流れると、その圧力でスプール
　が切り替わる。<ハンドバルブのハンドが動くが如くに>
　 スプールが動くと、青いボタンと接続したポートの容積が
　 小さくなり、圧力が増します。それを、青いボタンの3ポートが
　 排気します。2ポートでは、排気ができない構造となり、動作
　 不良を起こします。反対の赤のボタンの同じです。

リレー回路図と空圧回路図を描いてみてください。回路図を描くと動作が理解できると思います。赤と青のボタンを押したとき自己保持回路を形成するように設定します。こうした基本回路は各メーカーの応用事例または一般的な空圧回路の教科書にも紹介されています。ただし，圧力保持等の要求で
チェック弁等必要になるかもしれません。

ボタン用としてメカニカルバルブ、出力用としてエアオペレートバルブを使えばエア機器だけで構成できます。

回路は電気の自己保持回路と同じような感じで、青ボタン（ＮＯ）と自己保持をＯＲにして、これと赤ボタン（ＮＣ）をＡＮＤにし出力バルブにつなぎます。
自己保持はチェック弁を入れる必要があるかも。

電源は使用するのでしょうか。
使用するとすれば、回路は簡単です。
2つのスイッチと片側ソレノイドスイッチと電気のリレー関係で組めます。
1つのスイッチでソレノイドON、もう片方のスイッチでOFF。
そのON-OFFスイッチでリレーの接点変更すればよいです。