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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:エジェクタープレートの沈み込み防止策について)

エジェクタープレートの沈み込み防止策について

2023/09/06 14:57

このQ&Aのポイント
  • 成形工場におけるエジェクタープレートの沈み込み問題について、改善案を考えています。
  • 現状では、エジェクタープレートが沈み込んで斜めに作動し、角エジェクターピンや製品部ブロックの角エジェクター摺動溝が磨耗し、鉄粉が流れ込んでいます。
  • エジェクターガイドピンをしまりばめ方式にすることで、ガタや斜め傾きを防ぎ、沈み込みと磨耗の問題を解消できる可能性があります。
※ 以下は、質問の原文です

エジェクタープレートの沈み込み防止策について

2007/09/08 12:13

私は成形工場で働いている者です。金型の総重量は約1トンです。問題点は、エジェクタープレートが沈み込んだ形で斜めに作動して、角エジェクターピンや製品部ブロックの角エジェクター摺動溝が編磨耗し、製品に磨耗した鉄粉(錆状)が流れ込みます。Φ20エジェクターガイドピン4本及びガイドブッシュは入っていまが、取付け方はインロー方式です。ちなみに、バックプレートへのエジェクターガイド穴のはめあい寸法許容差は「H7」の+0.021/-0公差で深さ方向の有効長は10mm。エジェクターガイドピンの外径寸法公差は、-0.025/-0.030mmです。そして取付板からM8のキャップボルトで固定するタイプです。但し、M8キャップボルトをきつく締め込むとエジェクタープレートの作動がスムーズに行かなくなるので増し締めはせずに成形しています。私は、エジェクターガイドピンをダイセット(モールドベース)に込み込まれているダイドピンの様に「しまりばめ」にしすれば、ギャップ(クリアランス)による「ガタ」でエジェクターガイドピンが斜めに傾くことがなくなり、水平にエジェクタープレートが動き、エジェクターピンの編磨耗も解消するのではないか?と技術部に要請する考えなのですが、この様な事例の改善案があれば教えて頂けないでしょうか?

ダイドピンの様に「しまりばめ」 と本文に書きましたが、ダイドピンではなく、ガイドピンです。間違ってすみません。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2007/09/08 18:57
回答No.1

エジェクタプレートに固定したリターンピンが受け板(バックプレート)を貫通し、可動側型板(コアプレート)の穴でガイドされて摺動する方式ではないのですね。

「取付け方はインロー方式」ということですので、エジェクタガイドピンの先端がバックプレート(あるいはコアプレート)のエジェクタガイドピン受け穴に「すきまばめ」で組み付けられ、尾部がM8キャップボルトで可動側取り付け板に固定される「JIS B5115」で言うところの「A型組み込み」と思います。

だとすると、エジェクタガイドピンは固定式で、エジェクタプレートにエジェクタガイドブシュが組み込まれ、型の開閉に際しては、それがエジェクタガイドピンと摺動して動くことになりますね。

そこでお話では、「M8キャップボルトをきつく締め込むとエジェクタープレートの作動がスムーズに行かなくなる」とあります。

大げさに言えば、エジェクタガイドピンが受け穴にすきまばめで入っているだけの「ぐらぐら」の状態でないとスムースに動かない、ということでしょう。これではいけません。エジェクタガイドピンの意味が全く無く、エジェクタピンが偏磨耗するのも当然です。

エジェクタガイドピンのボルトを締め付けて固定するとエジェクタプレートがスムースに動かなくなる問題があるなら、型を改造してエジェクタガイドピンをしまりばめにして固定したらまた同じようにエジェクタプレートがスムースに動かなくなる可能性があります。

まず、エジェクタガイドピンの取り付けボルトをしっかり締め付けて固定した状態でエジェクタプレートがスムースに動くようにしたほうが良いのではないでしょうか。

エジェクタガイドピン方式の場合、型の製作精度の問題でバックプレート(あるいはコアプレート)のエジェクタガイドピン受け穴と、エジェクタプレートのエジェクタガイドブシュの位置関係にずれがあると、型閉め位置付近ではそれなりにエジェクタプレートが動いていても、型が開いてエジェクタプレートが突き出され、バックプレートに近づくにつれてエジェクタプレートの動きが固く重くなりますので、先ずそれを疑うと良いでしょう。

先ず、型を逆さま(固定側を下に可動側取り付け板を上にした状態)にして可動側取り付け板をはずし、エジェクタガイドピンに曲がりが無いことを確認してからバックプレートの受け穴だけで支持されている状態にしてエジェクタプレートを入れて動かしてみてください。

上(リターン位置)ではスムースに動くのに、下(突き出し位置)に近づけると固く重くなるようでしたら、位置ずれです。

これを修正するにはエジェクタガイドピンの受け穴か、エジェクタガイドブシュの取り付け穴を修正して位置を正しく合わせなければなりません。

エジェクタプレートがどの位置でもスムースに動けば位置ずれに問題は無いので、次に疑うのは可動側取り付け板の傷やそりです。ボルト穴の位置も疑いましょう。可動側取り付け板はキャビ・コアほど神経を使わずに済むせいか雑に作られることが多く、ボルト穴がずれていて締めこむとエジェクタガイドピンをこじらせてしまう、などという笑い話のようなこともありますからしっかりチェックしてください。

それに問題が無ければ、エジェクタガイドピンの尾部(めねじのある側の端面)を疑いましょう。これが軸に対して正しく直角になっていないとボルトを締めこんだときに曲げられてしまいます。おそらく双葉などの標準の市販部品を組みつけてあると思いますので、部品を交換してみるのも良いでしょう。

最後は型の組み立てです。可動側取り付け板をボルトで固定する場合、作業のしやすさから型を横に型板を垂直に立てて(成形機に取り付けたときのような姿で)作業することが多いのですが、そのままの状態でエジェクタガイドピンのボルトを締めないほうが良いのです。

エジェクタプレートの動きをチェックしたときのように型を倒立させるか、可動側取り付け板の下から作業できるようスペーサブロックのような物の上に置いて、型板を水平にした状態に置きなおし、バックプレートとエジェクタプレートの間に豆ジャッキなどのかい物を入れてエジェクタプレートをリターン位置にした状態でエジェクタガイドピンのボルトを締め付けましょう。

こうすると、エジェクタガイドピンは受け穴とエジェクタプレートに両側を支えられた状態ですからボルトを締め付けてもずれが無く、スムースに動くはずです。

お礼

2007/09/09 05:16

B坊さん、丁寧でわかりやすいご説明を頂き誠にありがとうございました。ご意見を基に金型をチェック致します。

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