このQ&Aは役に立ちましたか?
空圧電磁弁、プレッシャーセンタについて
2023/10/15 09:25
- 空圧電磁弁、プレッシャーセンタについての質問について解説します。
- 質問文章からセンセーショナルなタイトルを生成しました。
- 質問文章の内容を要約してまとめました。
空圧電磁弁、プレッシャーセンタについて
2007/10/12 23:49
お世話になります。
現在、会社にて設備の製作をしています。現状ある設備のコピー設備なのですが、試運転時に問題が発生しました。エアシリンダーを用いた設備です。
【動作内容】
(1)ワークを垂直に持ち上げる
(2)持ち上げたまま、別のシリンダーにて水平方向に搬送
(3)搬送後ワークを下ろす
ワークの持ち上げは、ロッドを下向きに取り付けたシリンダーにて行い、持ち上げるときは縮む方向に作動します。電磁弁は2ポジションのダブルソレノイドを使用していました。ワークの重さは最大60kgです。
しかし、非常停止を押してもシリンダーはエンドまで動ききってしまうため(当たり前です・・・)安全性に問題が出ました。このため、3人ほどで話し合い「停止させるのでプレッシャーセンタの電磁弁を購入し交換しよう」ということになり交換いたしましたところ、止まりませんでした。
シリンダーのロッド分の面積差でワークを下ろす方向に動いてしまいます。
また、水平方向の搬送部分も片ロッドの普通のシリンダーなので動きました。(改めて自分たちの勉強不足を痛感しました・・・)
在庫部品を探したところ、チェック弁が入った「パーフェクトブロック」タイプがあったため、交換してみると見事に停止しました。
「クローズドセンタ」でもいいと思うのですが、こういう場合はどちらを使用するほうが適切なのでしょう?パーフェクトブロックタイプは漏れが少ないため、長時間停止させられるという解釈でOKでしょうか。
非常停止時に停止させるだけが目的の場合は「パーフェクトブロック」を使用するのは、もったいない?でしょうか?
ここでまた試すことができていない「クローズドセンタ」を購入する自信がありません・・・
あと、これらのバルブを使用する場合は、電磁弁は常にON状態にして使用しておくものでしょうか?2ポジションの場合は常にどちらかに圧がかかって固定されている状態なので、それと同じ状態にしておく電気回路に変更する必要がありますか?
あと、プレッシャーセンタータイプはどういったときに使用する電磁弁なのでしょうか?両ロッドやロッドレスのようなシリンダーを停止させる時に使用するものですか?
いろいろとすみませんがよろしくお願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
プレッシャーセンター・クローズドセンターは通常優先的に選択しません。
回路上そのような物が必要というときに使用します。
上下cylのバルブは3posエキゾーストセンター+パイロットチェック(パーフェクトブロック)が良いと思います。動きもスムーズでインチングでも安定した動きをします。上下の場合はエア再投入時に飛び出し現象は起こりません。位置保持はパイロットチェックが担います。パイロットチェックは配管のモレ、cylの内部リークが起これば位置保持不可です。絶対に動いて欲しくなければブレーキ付cylを使用してください。ブレーキ付きcylにも「エンドロック」「ワンウェイロック」「ブレーキ」などの種類が有り各々目的も回路も機器も変わります。メーカーに聞いてもらえば選択してくれます。
水平cylは非常停止時に止めたければエキゾーストセンターのみでokです。私たちは100mmを基準にして分けています。非常停止時に残圧が無く、人力でも動かそうと思えば動かすことが出来ます。回路内のエアが逐一排気されるのでcylの飛び出しが有りますが空圧回路で言うところのメーターイン+メーターアウト制御で問題なく対応可能です。
solの動作ですが、上記の方法ならば通常は常にどちらかのsolを励磁です。
(手動操作時は無励磁になります)
他設備の回路と合わせた方が良いです。機械によって回路が違うと危険です。
いろいろなやり方が有りますが、設備によって違うと危険です。
なるべく統一される事をお勧めします。
注意点と追記です。
3posプレッシャーセンターと減圧弁でokですが、非常停止時に残圧を排気した場合は同様に飛び出しが起こります。そのためにはメーターイン制御が必要です。
私は回路内に不要に残圧が残る(危険が残る)のでプレッシャーセンターを使うのは抵抗が有ります。しかし、状況によっては必要となる回路なので全くダメと言うことではありません。
現状メーターアウト無しのメーターイン制御となっていれば飛び出しの危険は有りません。ただ、動作の安定性から言ってcyl制御の基本はメーターアウトです。メーターインは今回の場合など求められたときに使用します。
solの動作ですが、国内(世界)最大の自動車メーカー殿仕様では、常時offでした。(2posの場合は影響無し)それ以外のメーカー殿の仕様は特に無かったと思いますが、私たちが使い慣れているのは動作端で常時on回路です。メーターイン制御で有ればどちらを選んでも動きに差異はあまり見られないと思います。ここからも解るように正解は有りません。ルールを決めるだけです。
空圧油圧回路は非常停止時に全エネルギーを開放出来ないので、何処までを許すかによって回路の常識が変わってきます。事故が起きないよう御安全に。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
↓ロック付きシリンダーに賛成です。
電磁弁による中間停止にはクローズドセンターやプレッシャーセンターなどが
(その使い分けは、3位置5ポート電磁弁と其々の機構を良く理解すれば分るが
SYLメーカーサイトに記載されていることと思います。)
ありますがエアー漏れや荷重や保持時間などにより位置が変わってしまいます
また、非常停止を掛けた時や停電時などにその状態のまま停止させて
おきたい時にはよく上記SYLは使いましたね~
従って、機械的にロックする、ロック付きSYLが最も確実で最良と思います
お礼
2007/10/13 09:39
ありがとうございます。
ロック付きシリンダーですね。今回は変更はできなさそうなので、今度からの設計に知識を生かしたいと思います。
今回は非常停止後に長時間位置を保持する必要はなく、止まればよいとの考えなので、電磁弁でもよいかなと思いました。
しかし、空気圧は奥が深いです。。。
ロック付きシリンダーを使ってはどうでしょうか。
http://www.smcworld.com/2002/webcatalog/index.htm
エアーでバランスをとって停止させるよりは機械的に完全に停止させた方が安全かと思います。
お礼
2007/10/13 09:28
ありがとうございます。
たしかにシリンダーのほうでロックできるほうが安全ですね。
今回は、現状のシリンダーを変更することは周りの賛成が得られなさそうなので、今回は電磁弁で何とかしたいと思います。
しかし今後は非常停止時のことも考えて、ロック付きシリンダーも頭の中において設計したいと思います。
お礼
2007/10/13 12:09
在庫でパーフェクトブロックがたまたまあり、それでトライしたところ動作がOKだったので、これでよいのですね。
水平に関してもこれを使用しようとしています。飛び出しに関してはメーターアウトのスピードコントローラーは現状で使用している設備がないので、どちらを採用するのか、話し合って決めたいと思います。
電磁弁の動作はやはり常時ONさせておくものなのですね。
これも担当者に回路の変更をお願いしようと思います。
制御方法や部品は統一する必要がありますね。トラブル時もいろいろあるとわけがわからなくなる可能性もありますし。
ありがとうございました。
何度もありがとうございます。
ひとつ間違っていました。
メーターアウトのスピコンのみ使用しています。メーターインは使ったことがありません。間違えていました・・・
メーターインをよく勉強し、必要に応じて使用できるようになりたいと思います。
あと、ソレノイドの件ですが、これもルールを決めるということですか。なるほど。T社の場合はOFFなのですね。OFFでも動かないようになる回路設計でやっているのですね。
ここもルール化が必要ですね。私の会社ではたぶんルールがありません。(あるかもしれないが知らないだけ?)一度よく調べてみます。
ほとんど設備は外製で、こういう細かいところはまかせっきりなのが現状でした。私もこういう知識無しに設備を入れました。これからはもっと勉強して、安全な設備を考えたいと思いました。
ありがとうございました。