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モータ過電流とブレーカの関係性を解説!
2023/10/15 06:20
- 0.75kWのモータを使用した機械が回転ロックした際に、モータが焼損する問題が発生しました。サーマルブレーカが働かなかったため、モータは過電流により焼損してしまった可能性があります。
- トリップしたブレーカの状況を確認すると、0.75kW用のサーマルブレーカがトリップし、その上流の10AのNFブレーカとさらに50AのELBブレーカもトリップしていたことが分かりました。これにより、モータ過電流が原因でブレーカがトリップし、モータの焼損を引き起こした可能性が高いです。
- モータの焼損後に行われた絶縁抵抗測定では、10MΩの絶縁が確認されました。この結果から、モータが焼損する前には絶縁状態が正常であったことがわかります。したがって、モータの焼損は過電流によるものであり、サーマルブレーカの故障が考えられます。しかし、サーマルブレーカが上流のブレーカまで影響を及ぼすか否かについては疑問が残ります。
モータ過電流とブレーカ
2007/12/18 15:23
0.75kWモータを使った機械があります。
機械側に不具合があり回転ロックしました。
通常であれば、サーマルブレーカが働きますが、
なぜか、モータが焼損しました。
状況は、
0.75kW用のサーマルがトリップ
その上流の10AのNFBがトリップ
一番大元の50AのELBもトリップ
しておりました。
モータは焼損しましたが、絶縁は10MΩありました。
サーマルの故障を疑っていますが、
上流のブレーカまで飛ぶものなのでしょうか?
回答 (4件中 1~4件目)
相間のショート(レイアーショート)を疑います。モータの巻き線同士のショートですから、アース側で検知できないこともあります。
はじめは 絶縁低下程度で、 モーターロック時の加熱でショートに至ることがあります。このときは小部分の加熱のために サーマルで保護できず、
次第に大電流が流れて、大電流でブレーカー作動後 時間遅れの伝熱でサーマルが作動します。10A遮断のショックでも50A切るかもしれませんね。
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基本的にですがサーマルリレーは過負荷になった時に電磁接触器を遮断させます
サーマルリレーが過負荷電流を検知して電磁接触器が遮断完了するまでには
いくらかのタイムラグがあります
そのタイムラグの間でサーマルリレーの責務を超える過負荷電流が流れると
ブレーカがトリップします
例えばモータコイルの短絡の場合にはそのようになる可能性はあります
短絡した場合は0.75kwでも数百msの間に30A以上の電流が流れる
場合があります
サーマル整定電流3.5Aの10倍くらい流れていますので
最悪、サーマルはオシャカになります
だから、サーマルリレーとブレーカはセットで必要になります
サーマルリレーは過負荷保護 (短絡保護は出来ません)
ブレーカは短絡保護 (過負荷保護は出来ません)
蛇足ながら
サーマルリレーとブレーカと2つの機能を持ったのを
モータブレーカと呼びます
http://www.schneider-electric.co.jp/Catalogs/Catalog_CA054J-GV_Motor_Breakers.html
質問(補足要求)です。
1)不具合の発生したモータの定格電流は何[A]でしょうか?
2)サーマルリレーの設定値は何[A]になっていましたか?
3)サーマルブレーカと書いてありましたが、どのような製品ですか?
4)機械がロックしたようですが、今回が始めてですか?
5)過去から何回位ロックしましたか?
6)電磁開閉器の接点はどの様になっていましたか?
7)接点が溶着していませんでしたか?
レアショートの可能性は無かったのでしょうか?
> モータは焼損しましたが、絶縁は10MΩありました。
ELBのトリップは、漏電ではなく過電流ですよね。