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ゴムの変形の時間依存性について
2023/10/15 05:32
- 鋼製パイプに巻かれたゴムの変形において、力の減少傾向が12時間以上続く理由を知りたい。
- ゴムの変形に関する法則や知見があれば教えて欲しい。
- ゴムの変形に関する問題で、スチールバンドや鋼製パイプの影響は考えにくいので、ゴム自体に原因があると考えられる。
ゴムの変形の時間依存性について
2007/12/23 11:52
はじめまして。
鋼製パイプにゴム(クロロプレンゴム)のシートを巻きつけて、その外側からスチールバンドで締め付けたときの、ゴムがパイプを押さえつけようとする力(応力)をセンサーで測定しています。力は、締め付けた直後から低下し始め、4時間ぐらいで概ね落着くのですが、しかし、さらに測定をつづけると、だらだらと、すこーしづつ12時間たっても減少傾向はやみません。これっていつになったら止まるのでしょうか?あるいはいつまでも減少しつづけるのですか?スチールバンドや鋼製パイプのせいではないと思うので、どうやらゴムの性質によるように思います。ゴムの変形に関する法則、あるいはその他の知見がありましたら教えてください。拙文で申し訳ありません。
何卒、宜しくお願いいたします。
回答 (3件中 1~3件目)
クリープや応力緩和といった現象です
★ クリープ現象は、
温度が一般的に上昇すると、バンド締付力が一定でも、徐々にゴムが変形して、
結果的にバンド締付力が低下する現象です
一日の、温度上昇や季節間の温度上昇にも影響されます。
★ 応力緩和現象は、
温度の上下や振動等で、バンド締付力が一定でも、高分子等に滑りが生じ、徐々に
ゴムが変形して、結果的にバンド締付力が低下する現象です
が、バンド締付力低下の原因です。
対策又は、詳細な原因究明(材質の法則)が必要でしたらは、ゴムの専門メーカー
又は、ゴム素材粒子メーカーに確認して下さい。
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定変形下での挙動なので、ゴムの粘弾性による応力緩和によるものです。
ゴムに限らずプラスチックなどの高分子材料は粘弾性的性質をもち、クリープや応力緩和といった現象が顕著にあらられます。
粘弾性,ゴム,応力緩和で検索するといろいろヒットすると思います。
マックスウェルの緩和方程式からは応力の対数と時間は直線関係にあるはずですが、むしろ経験的に応力緩和は時間の対数に対し直線関係にあるとされています。
?ゴム?+?クリープ特性?で検索してみて下さい。
『スチールバンドで締め付け』ですから?圧縮クリープ?になります。
あまり良いデータが無かったのですが、下記の 9/13 にグラフが出ています。
圧縮クリープの試験は長時間の試験なので、定荷重で縮み寸法の変化を見る方が易しいとは思います。定寸圧縮-応力変化で見ようとすると、応力センサーの変動をチエックすることが必要です。