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幾何公差の解釈について-円周振れ、同軸度
2023/10/14 20:17
- 幾何公差の解釈についてご教授頂きたく思います。
- 同軸度と円周振れの明確な違いについて判断がつきません。
- 幾何公差の図面への振り方や測定方法についてアドバイスをお願いします。
幾何公差について(円周振れ、同軸度)
2006/11/10 13:43
幾何公差の解釈についてご教授頂きたく思います。
業務上、円筒形状の引き物の図面を書くことが多いのですが、幾何公差(振れと同軸度)の解釈において悩んでおります。
当方、便覧やJISより
同軸度:基準円筒の軸心(データム軸直線)と指示線で示した円筒(軸または穴)の軸心のズレの許容範囲
円周振れ:基準円筒の軸心(データム軸直線)に対して指示線で示した円筒(軸または穴)を1回転させたときの振れの範囲
と解釈しております。
そこで、回転軸部品やベアリングのガイド部(内、外側)などにて芯が振れることを抑えたい(組図では各部品はほぼ同一軸上になります)場合での幾何公差の図面への振り方なのですが、
?データムターゲットに対し同軸度を指定し、同軸度を指定した円筒に真円度(円筒度)を指示
?データムターゲットに対し円周振れ(全周触れ)を指示
の明確な違いの判断がつきません。
?は軸のブレに許容範囲がある。?は軸をしばっていることから?よりも公差が厳しいと考えるのですが、如何でしょうか?
ただし、この解釈ですと必然的に精度が欲しいと?になってしまいます。
?の方が測定が容易などあるのでしょうか?
ごらんの皆様よろしくお願いいたします。
回答 (1件中 1~1件目)
?は、同軸度で位置偏差を指定し、真円度で形状偏差を指定してそれらを
合計したものが、今回必要な幾何偏差となります。
?の円周振れは、位置偏差と形状偏差がまとまったもので、円周振れ
そのものが、今回必要な幾何偏差となります。
?場合には、位置偏差と形状偏差の関連性なく、常に最大値同士が
合計されることになります(それぞれ始点を合わせ測定するというので
あれば、話は別です)。
?の場合は、必ずしも位置偏差最大値と形状偏差最大値がぶつかるとは
限りません(確率的にかなり低い)。
従って、?の方が厳しい指定と思います。
実務的には、あまり厳密に考えることはなく、センター(測定基準)が
ある部品であれば、円周振れを指定しますし、なければ、同軸度を
指定してます。
また、回転部に使用される部品であれば円周振れ、固定部に使用される
部品であれば、同軸度といった振り分けをすることもあります。
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お礼
2006/11/13 11:31
ご回答頂きありがとうございます。幾何公差についてはまだまだ勉強中です。今後ともご教授よろしくお願いいたします。