電着塗装の剥れについて

参考になるかは分かりませんが・・・
擦れるというのはどれくらいですか？
塗装が健全な状態での剥離なのかとうことがポイントとなります。
健全であれば先の皆さんの言う方法で考えなければなりませんが、
剥離に対する効果を上げる方法としては被塗物の素地調整が
大きなポイントとなるでしょう。

メッキの際の素地調整は分かりませんが、
電着塗装ということですので、一般的には
塗装の前処理ということになります。
よく塗装ラインなどで行われる処理は
燐酸亜鉛皮膜処理であるとか、燐酸鉄皮膜処理と言われるものが
弊社の関係では多いです。
簡単に言うと特殊な液で表面に3～15μ位の皮膜層を形成
させる方法です。
普通、電着塗装のラインがあるところは洗浄ラインに
あるはずなのですが・・・
又、基本的なところで金属の場合、素地に黒皮がついていたり
パイプ等でニスがついていたりすると、いくら洗浄ラインを通しても
落ちないことが多々あります。
特に弊社で気にかけているのは油関係（切削油、防錆油等）に気を使っております。
洗浄ラインで落ちないというか、洗浄の対象になっていない
油を使用すると剥離の原因になることがあります。
私の会社で非常に苦い経験をしたことは、油のついた物を溶接しその油が
溶接の熱で変化しニスのようにこびりつき剥離を起こした事があります。
と、私の中途半端な知識ではこんなものです。
参考になれば幸いです。

電着ではないですけど黒色の潤滑系コーティングを業者さんにやってもらった事があります。　潤滑剤の効果で擦れに対して強いとの事です。　当方はスライドレールに処理をお願いしました。

色について、黒という程度のこだわりしかなければ、メッキとかはダメなんですかね。
絶縁効果などを考慮されていると無理かと思いますが、防錆だけなら黒メッキとかもありますがいかがでしょう？
形状や条件などで可能かどうかは依頼されている業者さんに聞いてみてください。

製品表面をクリァー色にて　表面硬度を上げる事が可能な
セラミック表面加工はどうでしょうか
　表面硬度2H～4Hの表面保護膜を形成できるようです