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軸受の定義とは?その特徴と用途について
2023/10/14 17:42
- 軸受とは、回転するシャフトとその受けを円滑に動かすための部品です。一般的にはボールベアリングなどの軸受が知られていますが、カーボンブッシュなど他の種類の軸受も存在します。
- 危険回転数(危険速度)を計算する際には、軸受スパンが重要な要素となります。軸受スパンとは、シャフトと受けの間のラジアル隙間のことを指します。
- カーボンブッシュのようなものでも、シャフトを受ける役割を果たしている場合は、一般的には軸受と考えられます。ただし、具体的な目安や制限については各種規格や設計基準に従う必要があります。
軸受の定義
2005/01/18 08:14
こんにちわ
軸受の定義に及ぶかもしれない質問です。
危険回転数(危険速度)を計算する場合「軸受スパン」を用いますが、軸受とは具体的な定義があるのでしょうか?
当然ボールベアリングは軸受なのは当たり前として、
「カーボンブッシュ」のようなものでシャフトを受けている場合、軸受と考えて良いのでしょうか?ラジアル隙間は0.20.4mmくらいです。「シャフト」と「受け」とのラジアル隙間などの目安があるのでしょうか?
もしくは「シャフトの撓みが無限大になる回転数・・」という事からすると、それを制限するような構造になっていれば軸受として考えて良いという事になるのでしょうか?
(例えばグランドパッキンとか・・・。まさかとは思いますが。)
ちょっと気になるもので・・・。
ご存じの方、ご教示下さい。
質問者が選んだベストアンサー
疑問1
>カーボンブッシュなど隙間が狭い個所の部品名は,軸受とはいいません。
「狭い」のでしょうか?例えば玉軸受けなどの普通隙間(ラジアル)は数十μmだと
思います。0.2mmのクリアランスは逆に「広い」と思います。(ちなみに自社で使っ
ている部品ではこのくらいです)
部品名称は,いうならば名前であって,性格はそれぞれ違います。大切なことは,相手も納得できる理論的裏付けがあれば,それでいいのです。例えば,「カーボンブッシュ」という名前の部品が,軸受として回転体を支えているという事実を主張して,相手も納得できればいいのです。
疑問2
「ばね定数」というパラメーターが関与するという事を初めて知りました。馬鹿な疑
問かもしれませんが教えてください。
「ばね定数」を考慮するのとしないのとでは、考慮した方が実際の「危険速度」に近
い値がでるという事ですよね?
もしよろしければ、ばね定数をどのように計算式に盛り込めばよいのか、計算式など
をおしえていただけないでしょうか。
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疑問3(というか驚きです)
>グランドパッキンも考慮してもいいのですが,ばね定数が小さいので,計算結果に
差異は出ません。
!!!グランドパッキンも考慮して良いのですか?
グランドパッキンは絶対に考慮にいれてはならないと思っていたので驚いています。
くどいようですが,考慮してもいいのですが,差異は出ません。つまり,回転体に影響がある要素を全て考慮していいのですが,実用上差異が出ないので,逆のいいかたになりますが,危険速度を解析するときに,どのような要素を使って行ったかという点に意義があって,相手の信頼感が増す程度の効果しかありません。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
>「カーボンブッシュ」のようなものでシャフトを受けている場合、軸受と考えて良いのでしょうか?
回転機械の軸受についてですね。
カーボンブッシュなど隙間が狭い個所の部品名は,軸受とはいいません。しかし,危険速度を計算する場合には,回転体の曲がりを制約するので,計算上考慮すると実際の危険速度に近くなります。
隙間にある流体が気体では,考慮してもしなくても計算結果に差異はありません。液体だと,ばね定数(押したときの跳ね返す力)が大きくなるので計算結果に差異が出てきます。
>(例えばグランドパッキンとか・・・。まさかとは思いますが。)
グランドパッキンも考慮してもいいのですが,ばね定数が小さいので,計算結果に差異は出ません。
回転、直線移動を問わず、
二物体の相対移動を制約、限定し、
支えるものが
軸受けの大きな総称です。
回転に関して言えば、
連続、往復、揺動を問いません。
種類としては
エアパッド軸受け、
メタル軸受け、
樹脂軸受け、
磁気軸受け、
流体軸受け(静圧、動圧)、
玉軸受け、ころ軸受け、
各種ありますが、
いずれも、回転系、直線系
様様な形態が存在します。
当然、各論に入ると
必要なクリアランスや負荷対応能力などが
議論の的になります。
ご質問に対し、回答になってますでしょうか・・・
お礼
2005/01/19 08:14
TANU007さん
丁寧な回答ありがとうございます。
でも、(いきなり否定で申し訳ありません・・・)
でも私の知りたかった事とちょっと違います。
私の言葉不足のせいだと思います。
知りたかった事とは、
「危険速度」を決定するパラメーターとして、ボールベアリング(ころ軸受け等含む)以外の軸受けも含まれるのか。という事でした。
ある程度ラジアル的にもスラスト的にも拘束された状態を前提として計算式が成り立っているのではないかと思ったからです。
TANU007さん。
私の言葉不足でした。すみません。
補足
2005/01/19 17:41
yukioさん。
詳しい回答ありがとうございます。
勉強不足なもので申し訳ありませんが、下記疑問にもお答え頂くと幸いです。
疑問1
>カーボンブッシュなど隙間が狭い個所の部品名は,軸受とはいいません。
「狭い」のでしょうか?例えば玉軸受けなどの普通隙間(ラジアル)は数十μmだと思います。0.2mmのクリアランスは逆に「広い」と思います。(ちなみに自社で使っている部品ではこのくらいです)
疑問2
「ばね定数」というパラメーターが関与するという事を初めて知りました。馬鹿な疑問かもしれませんが教えてください。
「ばね定数」を考慮するのとしないのとでは、考慮した方が実際の「危険速度」に近い値がでるという事ですよね?
もしよろしければ、ばね定数をどのように計算式に盛り込めばよいのか、計算式などをおしえていただけないでしょうか。
疑問3(というか驚きです)
>グランドパッキンも考慮してもいいのですが,ばね定数が小さいので,計算結果に差異は出ません。
!!!グランドパッキンも考慮して良いのですか?
グランドパッキンは絶対に考慮にいれてはならないと思っていたので驚いています。