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ねじの選定方法と用途別について
2023/10/14 15:19
- ねじの選定方法や用途別の種類について解説します
- M8のねじとM5のねじの選定要因について説明します
- ねじの選定に役立つ参考資料やアドバイスをご紹介します
ねじの選定方法
2005/03/10 20:47
設計初心者です。
いろいろなねじがありますが、
用途別とかあるのでしょうか?
それと、こういう場合にはM8のねじを
そういう場合にはM5のねじを選定する
という決定要因はあるのでしょうか?
何か参考になる資料・アドバイスを
よろしくお願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
ネジの選定としてまず必要なのは、強度です。使う部位によって必要な強度区分のネジを使い分けなければなりません。例えば繰り返しの大きな荷重が掛かるところは12.9の最高強度(一般市販品)が必要となります。あとは使い勝手により、ネジ頭部の形状などを考えなければなりません。ザグリを深く取れないところには、薄頭を使うなどです。ネジと入力すれば、多くの情報が得られますし、JISのハンドブックを見ても勉強になります。何れにしても非常に裾野が広いので、何を設計するか?(金型、機械など)によって選択するものが変わってきます。
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漠然としてますが、
ネジの選定は以下のようだと思います。
1)強度から選定する
2)できるだけ共通化で選定する
3)耐環境から選定する
(さびなど)
4)使用できる(メンテ)工具から選定する
5)入手性から選定する
6)分解性を妨げるための選定(携帯等)
7)値段から選定する
8)見栄えから選定する(化粧ネジ)
などなど、これらを組み合わせた要因で、ネジは選定されると考えられます。
また、各要因でそれぞれ選定基準が存在します。
ところで、同じ物を設計しているメーカでも
ネジの使い方が微妙に違っています。
どこの会社でも先輩から引き継がれた設計伝統があるようで、ネジの配置、数、種類が違います。
長々と書いてしまいました。
下のページでJISの閲覧が出来ます。
JIS B 1051を読んでもらえれば、ネジの強度について解るかと思います。
ネジの強度は、ネジ谷径(細い部分)の断面積当りにどれだけの荷重に耐えるかになります。
よって、強い材料に換えることで、サイズを小さくする事は可能です。
材料が換えられない場合、断面積を同等にすれば良いのですから、本数を増やす事でサイズを下げる方法も考えられますよ。