製品部の湯じわについて（アルミダイカスト）

古いもの質問ですが、あがってきたので
外力については、まえの人が書いたように、そこから亀裂が入ります
もう一つ補足
アルミは曲がらない書いてありますが
正確にはアルミダイキャストはです
しかし、鋳造して、水没したもの（普通は冷やす？）に関してです
http://www.kleinjapan.com/at_klein/heat_treated.html
T6熱処理って言う処理なんですが

リンク先より抜粋
Ｔ６と呼ばれる熱処理は、ほとんど溶ける直前にまで温度を上げてから急冷し、再びある特定の時間、温度をかけ続けゆっくりと冷ます事をいう。アルミニウム合金は、こうした熱処理を行うことで微細レベルの組成が変わり、合金中の成分が混ざりあい強靭な混合物として結晶化する。この熱処理工程がうまくいけば、素材はより一体化して硬くなり耐疲労性が高くなる。しかしながら、熱処理が適切でない場合かえって、曲がり、ねじれ、割れなどを生じさせる原因になってしまう。

ダイキャストの場合
とける直前の温度というか、解けている温度

鋳造

水没

ゲート折

自然冷却なので

やっていることは、T6熱処理といっしょ？
不具合内容も一緒なんです･･･割れます。曲がります。何とかしてくださいです


話がそれました

しわ問題について
外観はもちろん
強度的な問題と
もう一つ

裏と表のしわがつながって漏れも考えられます
皮一枚でつながっていたり削ったら貫通なんかもありえます

原因としては
湯回り不良
ガス抜き不良
湯足らずなど考えられます

対策は、

真空引き
ゲート見直し　など基本的なことですね

こんにちわ。誰も回答されていないようなので・・・
湯じわは、その発生状態や製品機能によって影響度が当然ながら異なってくると思います。
ＦＤのケースなどの通常使用時に外力が掛からない製品に関しては、外観上の問題であり商品性という話になると思います。
ただし、外力が加わるとなると話は変わってきます。
トルク伝達される場合、回転時の遠心力を受ける場合、内圧や外部からの圧力を受ける場合に製品の最弱部位に湯じわが発生している場合は、その部分が起点となり破損が発生する可能性が考えられます。また、破損まではいかないまでも、変形の原因となることも考えられます。
ただし、これは湯じわのレベルによるものですので、一概に上記の様な状態が発生するわけではありません。最悪、上記の様な状況になると考えて頂ければよろしいかと思います。
ご存知かとは思いますが、アルミは延びがない材料ですので、湯じわや湯境などの鋳造時の問題はなるべく納入先と事前に外観限度の取り決めなどを行うことをお勧めします。量産になってからではどうにもなりませんので・・・
参考になればとおもいます。