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ポリアミド樹脂成形品の割れ
2023/10/14 12:42
- 最近、デュポン社のザイテル(ZYTEL@70G)のナイロン6 ガラス30%入りの材料を使用したポリアミド樹脂成形品に割れが現れています。
- 成形後の製品の硬さが以前と比べて増加し、粘りが減少したため、一定の外力が加えられると製品が割れる現象が発生しています。
- 乾燥温度を変えても割れの現象は改善されず、PA6の材料の性質が割れの要因と考えられます。
ポリアミド樹脂成形品の割れ
2005/04/30 13:25
初めて、投稿質問をさせて頂きます
当社にて、現在 デュポン社のザイテル(ZYTEL@70G)のナイロン6 ガラス30%
入りの材料を使用しておりますが、ここ最近、成形後の製品に割れの現象
が現れてきました。
確かに、以前、成形した物(4ヶ月前)のものに比べると、外力を加えた時の
製品の、硬さ(粘り)が硬くなり、粘りが減少した様に思えます。
ある一定の外力を加えた時、現在の物はしならず、バキッと割れてしまい
昔のものは、少し変形してから割れます。
成形条件としては、変わっていないのですが乾燥温度を以前80°でしていた
ものを、現在110°にて行っているのですが、乾燥温度を以前に戻してトライ
もしましたが、結果は同じでした。
そこで、伺いたい事として、PA6の材料が割れる要因として考えられること
を、ご教授お願いいたします。
また、標準的な樹脂温度、乾燥温度 等々もお願いいたします。
質問者が選んだベストアンサー
>>以前、成形した物(4ヶ月前)のものに比べると、外力を加えた時の
製品の、硬さ(粘り)が硬くなり、粘りが減少した様に
内容より推測するところ、材料の(PA6の)加水分解による物の様に思えるのですが、入荷時の未開封の物なのでしょうか。?
ご存じとは思いますが、ポリアミドは水分子を内部分子構造に取り入れて本来の物性を発揮しますので、成形後は吸湿(湿式アニール、煮沸等)させます。
用途などによりランナー等の粉砕などを材料に戻されている場合、材料内に取り込まれた水分により、加熱塔内にて加水分解が発生します。当然粉砕品では熱分解も同時にあり得ると思います。
乾燥温度は、熱風式の場合、記載の範囲でも乾燥できると思いますがその時の乾燥時間が影響し、また材料の状態により違いがあるので一概には表せないと思います。がこの方式の場合、乾燥の熱により材料の劣化が進行し色調が黄変しますので、製品の用途によっては除湿乾燥でなければならない場合も有ると思います。
熱風乾燥機でよくあるのが、設定温度=乾燥温度と誤解されている事がありますが、熱風温度が範囲内にあり、かつ風量が確保出来ていなければ乾燥できません。(フィルターの目詰まりなど)
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お礼
2005/05/03 09:22
ご回答有難う御座いました。
ご指摘のとおり、材料の保管に問題が有ったみたいですね。
倉庫の屋根に雨漏りの痕が確認できました、多分ここから
雨が材料に浸透したんですかね。
また、ご指摘のフィルターの掃除徹底させます。
有難う御座いました。