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溶体化処理と時効化処理の時間について
2023/10/14 11:31
- 熱処理装置のトラブルが原因で溶体化処理の時間がオーバーした場合、製品はどれくらい保障されるのか?また、焼入れ後の放置時間は最長でどれくらい可能なのか?
- 溶体化処理と時効化処理の時間について疑問があります。トラブルによる溶体化処理の時間オーバーや焼入れ後の放置時間について詳しく教えてください。
- 熱処理装置のトラブル時における溶体化処理の時間オーバーと焼入れ後の放置時間についての対処方法を教えてください。
溶体化処理と時効化処理の時間に付いて
2005/06/02 11:24
熱処理装置のトラブルが時々起こり、製品が正しく処理されているのか疑問になる事があります。現在(T6でA6061材の場合)溶体化処理(525℃) 2.5h→ 焼入れ 5m→ 水切り 40s→ 時効化処理(170℃) 9hの工程で行っています。溶体化処理の時間が2.5hのところ何等かのトラブルで処理時間オーバーしてしまった場合(525℃はキープ)何時間まで製品保障できるものでしょうか?その場合硬度保障だけでよいものか、組織まで調べるべきなのか?また、焼入れ終了後、時効化処理を行うまでの放置時間(水切り時間)は最長でどの位まで可能なのでしょうか?A2014材でも同様でしょうか?。回答・アドバイス等宜しくお願い致します。
回答 (1件中 1~1件目)
溶体化時間については、基準時間の3倍を目明日にすると良いかと思います。
但し、アルクラッドについては、時間の超過について制限が厳しくなります。時間が延長した場合でも(極端に長くなければ)硬さの確認だけで十分です。
なお、冷間加工品で残留応力の影響を受けやすい材料は、保持時間、温度により結晶粒の粗大化が見られることがあります。(強度が低くなることがある)A6061や熱間鍛造品は、こうした影響がありません。
時効までの放置時間は、材質により影響度が異なりますが、A6061であれば、特に気にする必要はありません。(自然時効の影響を受けにくい)
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お礼
2005/10/22 08:07
回答ありがとうございました。大変助かりました。