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SCM440調質材をNC旋盤で切削加工する際の困りごと
2023/11/03 16:17
- SCM440調質材をNC旋盤で切削加工する際、荒加工に困っています。切削条件は外径・内径ともに同じですが、5~10個でチップが駄目になってしまいます。
- ワークは調質した後、表面にショットをかけているためボコボコしており、荒加工が難しい状況です。
- クーラントは浴びせるほど刃先に掛けており、内径の屑詰まりもありません。しかし、重切削であるため、このような状況が生じていると思います。
SCM440調質材
2005/07/14 22:51
現在、新規の仕事でSCM440調質材をNC旋盤で
切削加工しています。
外径φ120.0 内径φ66.0 長さ37.0のワークを外径φ110.8
内径φ104.05 長さ33.2まで仕上げます。
困っているのは荒加工で、切削条件は外径・内径とも同条件です。
S180(周速一定)D2.0 F0.2です。
キリコも一巻き、二巻きで折れているので良好だと思っていたのですが、
5~10個でチップが駄目になってしまいます。
ワークは調質した後、表面にショットをかけているのでボコボコしてます。
結構重切削なのでこんなものなのでしょうか?
因みにクーラントは浴びせるほど刃先に掛けています。
内径の屑詰まりもありません。
質問者が選んだベストアンサー
S180とは何から出された速度でしょうか?
チップメーカー、対話の推奨の速度でしたら、SCM生材の速度だと思います。
焼入れの場合、
荒加工の速度が速いと思います。
今SCM440H(HS40~43)を加工していますがS100F.2です。
調質材はその時々により硬さが異なるので、1個加工して音を聞いて速度を変えます。
硬そうな音がする場合はS100くらい、柔らかそうなときはS130と。
また、ショットでボコボコにしている場合、断続切削になりますから、
ボコボコが無くなるまで送りを遅くして、
ボコボコが無くなったら、送りを早くしたら良いですよ。
また、表面の黒皮によりチップが傷みますので、面を一発削った後にまず外形を加工し、
最後にまた面を加工するようにするとチップの持ちがよくなります。
ちなみに今加工した物は210φx145φx26tを
200φx150φx22tにしました。
80個加工しましたがまったくチップは交換しませんでした。
薄物になると楕円が出ますのでチャック圧力は控えめにしたほうが良いです。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
クーラントですが一見十分掛かっているように見えて本当の刃先に
掛かっていない場合が結構ありますので確認してください。
切粉に掛けるのでなく 出ている手前 切粉のチップの上面に当てるようにすれば
切粉をよけて刃先に届きます、ベストはノズルがチップと平行
また下からも掛けるとさらに良くなります。
お礼
2005/07/19 21:56
ありがとうございます。
確認したところ、刃先に十分かかっていました。
お礼
2005/07/16 16:58
早速の回答ありがとうございます。
周速はS100から始めて、徐々に上げていきました。
何せ荒加工で時間が掛かるものですから、少しでも早く終わらせようとした結果です。
調質材や焼き入れ材は余り経験が無いものですから、振動も変な音もしなかったので条件を落とさずに切削していました。
大変わかりやすいアドバイス、ありがとうございました。