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不動態化処理後の孔食
2023/10/14 07:16
- SUS303製の部品を不動態化処理すると、表面が荒れる問題が発生し、顕微鏡で微小な穴が確認されました。
- 従来通りの条件で処理を行っていましたが、このような現象が起きる可能性があるのか疑問です。
- 処理方法は硝酸+クロム酸ナトリウムを使用しています。
不動態化処理後の孔食
2005/09/16 23:35
SUS303製の部品を、加工後、不動態化処理したところ、表面が荒れてしまい、顕微鏡で見ると無数に微小な穴ができていました。従来から同じ条件で行っていて問題ないのですが、このようなことはありえるのでしょうか。
処理は、硝酸+クロム酸ナトリウムです。
回答 (2件中 1~2件目)
こんにちは。
「表面の荒れ」ですね!電解研磨なんかどうでしょうか?酸洗い等で不動態化処理するよりもはるかに完全な不動態化処理被膜が形成されます。
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表面の荒れは硝酸に起因する物で多かれ少なかれありますし、SUS303の快削成分であるPbが不動態化処理液によってエッチングされてピンホールが発生することは良くあります。
液が古いとき、加熱温度が高温なとき、また,SUS303の素材のPbが偏析したり、材料のBAが不適正であったりしたときに顕著になります。
お礼
2005/09/23 23:20
回答ありがとうございます。しばらく液交換を行っておらず、新しいものに変えたところ、問題ありませんでした。液が古かったとすると、交換時期の見極めをどうしようか検討します。
荒れたものを成分分析すると、Pbはでませんでしたが、微量添加元素として入っているんですね。
補足
2005/09/23 23:32
回答ありがとうございます。小物の場合は、まとめて籠に入れて、振ったりしていますが、電解研磨について素人なんですが、接触部で色むら等がでることはないでしょうか。また、パシペート処理の場合、ステンレスの種類により液の種類を変えて行っていますが、電解研磨の場合はステンレスの種類に左右されることなく可能ですか。