タップ加工法についての質問

テーパータップにもスパイラル形状が有ります。
送りは、回転数×２５.４/山数です。
回転数は、切削条件から出ます。
テーパーの場合、切り込んで行く時に、抵抗がかかりますが、
抜く時には、ほとんどかかりません。
テーパーですから、上にあがれば、隙間が出来ますので。
折れるとしたら、切り込んでいく時だけです。
深さは、それぞれのタップで有効深さが、決まってますから、
その深さに合わせれば良いだけです。
６分位まででしたら、心配しないで加工できます。
太くなると、注意が必要。山が無かったなんて事も？

結構、嫌な加工ですね。

まずは、一個貼っときました。こちらで疑問は氷解するのではないでしょうか。
私自身が加工する場合、一番気を付けるのはハンドタップを主に使用して
いるので、切粉が上にも下にも排出されません。その結果、タップの溝に残った
切粉が主軸逆転の際、噛込を起こしてねじ山が潰れることが無いように
クーラントのかけ方です。
思いっきり出して、切粉を下へ吹き飛ばすくらいの勢いで掛けています。
切り込み深さは、タップの刃部の２／３程度でトライカットをします。
その後ニップル等、現物を捻じ込んでみて、微調整をします。

切れ味が悪いと、何故かねじ山が潰れますのでご注意をば。

切削条件は、同等のメートルサイズのＭ・・の２／３くらいで良いと思い
ます。テーパータップは指定される下穴がかなり小さいので、結構
無理をしています。タップを折ると人生が終わったような気持ちになるので、
折らないよう上手いこと、条件出しをしてください。

上手くいくといいですね。