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熱伝導度と電気抵抗
2023/10/14 06:22
- 熱伝導度の測定は専門の試験を依頼する必要があるが、自作の伝熱パテの熱伝導度を把握するためには測定が必要である。
- 物質単体では電気抵抗が低いほど熱が良く伝わるということが知られており、それを利用して伝熱パテの抵抗を測定し、熱伝導の比較の目安にしたいと考えている。
- 問題はサンプルの形状を同一にすることであり、この考え方は有効な手段となる可能性がある。
熱伝導度と電気抵抗
2005/10/06 11:36
高熱伝導のパテを自作しています。
市販の伝熱パテは、熱伝導度のデータがありますが、
自作の場合は測定しなくてはなりません。
が、熱伝導の測定はけっこう厄介で専門の試験をしてくれる所に依頼せねばなりません。
そこで、
電気抵抗の低いもの(電気が良く流れるもの)は、
熱も良く伝わると言う事を聞いた事があります。
物質単体の場合、銅や銀がそれです。
それを利用して、
伝熱パテの抵抗を測定し、熱伝導の比較の目安にしようと考えています。
当然、サンプルの形状は同一にします。
この考え方で、問題がありそうでしょうか?
回答 (2件中 1~2件目)
残念ながら、若干問題があります。
熱を伝える機構には、自由電子の移動、格子振動、輻射があります。
自由電子の移動というのが電気の流れやすさと関係していますが、これは主に金属や炭素(結晶)の場合に該当します。
熱や電気を流し難いものと、熱も電気も伝えやすい成分が混合されているものでは、伝熱・電気成分の混合量に対し、熱は2次曲線の様に、電気伝導性はS字を描くように複雑な変化をします。ということで、必ずしも熱伝導率と電気抵抗率は比例しないのです。
また、伝熱成分の種類を金属、セラミックなど全く異なるもので比べようとしますと、熱伝導率が同じでも電気伝導率が全く違うという事も起こります。
伝熱パテの成分選定に注意が必要ということです。
熱電対で実測をすれば、熱伝導率を測ることもできなくはないです。多少専門的な知識が必要になりますが、伝熱工学の教科書が参考になると思います。
とりとめが無くて申し訳ありませんが、若干の注意が必要ということで、頑張って下さい。
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毎度JOです。
熱の伝わりを計数化すると、熱伝導率・熱抵抗になります。
サンプルの形状が同一ならば、比較できます