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設計・開発の変更管理についての承認行為に関する疑問
2023/09/07 03:35
- ISO9001:2000(JIS Q 9001)の要求事項7.3 設計・開発 7.3.7 設計・開発の変更管理では、「変更に対して、レビュー、検証及び妥当性確認を適宜行い、その変更を実施する前に承認すること。」と記載されています。
- 現在の当社の承認行為では、設計担当者はレビュー、検証、妥当性確認を判断し、責任者の承認を得ます。変更後の承認行為では、責任者は変更されたアウトプットの承認のみ行い、設計担当者の判断に委ねます。この方法に問題はあるでしょうか?
- 設計担当者が出図する図面を責任者が承認すれば、「その変更を実施する前に承認」という要求事項を満たすことができるのかどうか知りたいです。
「設計・開発の変更管理」の承認行為について
2004/01/19 11:51
細かい内容で申し訳けありませんが教えてください。
ISO9001:2000(JIS Q 9001)の要求事項7.3 設計・開発 7.3.7 設計・開発の変更管理で
「変更に対して、レビュー、検証及び妥当性確認を適宜行い、その変更を実施する前に承認
すること。」とありますが「その変更を実施する前に承認」という部分の解釈がいまいち
分かりません。
現在当社では「設計担当者は一連のレビュー、検証及び妥当性確認を必要に応じて行うかど
うかの判断をし、責任者の承認を得ること」となっています。
変更後の承認行為に関しては「変更に関して責任者は変更されたアウトプットの承認を行う」
のみとし、一連のレビュー、検証及び妥当性確認を必要に応じて行うかどうかの判断は設計
担当者レベルにしたいと思っています。この承認行為で問題があるでしょうか?
設計担当者がレビュー、検証及び妥当性確認をした結果の記録と維持は行います。
言い回しがを難しなってしまって申し訳けありません。上記を簡単に言うと、設計担当者が出図する図面をその人以外の責任者が承認すれば、「その変更を実施する前に承認」という要求事項を満足するのかどうか知りたいと思いましたので宜しくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
7.3.1設計・開発の計画c)設計・開発に関する
責任及び権限に対するルールをどのように定めて
いますか?
それに従っていれば、ISO要求事項に対しては
適合です。
但し、設計担当者がレビュー、検証及び妥当性
確認の要否を決定して「本当に良いのか」考え直し
たいところではあります。
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その他の回答 (6件中 1~5件目)
二年前にISO導入の際、文章を理解できず、困りましたが何度も読み直して行くうちに、自身の技術不足を痛切に感じ
1:各担当者の能力不足を明確にし、高い目標を設定 しクリアーして行く。
2:その為の意思疎通の努力を惜しまない。
の二点を念頭に入れました。ISOの要綱が全員理解できれば、すばらしい技術レベルアップに繋がると感じます。ちなみに当方の部門人数は3名でした。ISOの確認はそれを言っているのではないかと(回答からそれてしまいましたがお許しを)
言葉足らずの部分があったようです。すみません。
会社のレベルに合ったメリハリのある仕組みという点は、全くその通りだと思います。いくら理想を言っても重たすぎては実行力がありません。
また、担当の能力を高め、良いアウトプットを出せるようになることも当然大切だと思います。
ISOの目的が顧客の品質要求を工程上で作りこむことであるので、担当者の能力が優れているのであれば、担当者だけの判断でも良いかもしれません。ただ、ポカミスなど一人では防ぎきれないミスも時にはあると思うので、それなりのシステムは必要だとも思います。
作り上げたシステムを実際に運用して、結果として品質確保が十分になされるのであれば、それで良いと思います。
お礼
2004/01/23 18:30
当社も「品質は工程内で作り込む」のはその通りですし、「ムダなコスト低減」「次工程はお客様」など色々良いことを掲げていますが、システムも意識面もレベルはまだまだです。品質確保の基本である Q/C/Dは設計・開発も大きな役割を担っていると思います。だからこそきちんとアウトプットを行い、結果をレビューし継続的に設計・開発のプロセスを改善することが大切だと思います。ご意見ありがとうございました。
一旦承認されたものについて、担当者が”軽微”と思う変更については新たな承認を得ていないが、ISO的に問題ないか?との趣旨と理解しました。
重要な変更については、新たな承認を得るものと思いますが、そうなると重要な変更と軽微な変更の敷居がどこにあるのかを明確にしなければなりませんが、現実的には難しいのではないでしょうか。それに承認行為というダブルチェックによって品質を確保しているはずなので、担当者だけでの変更はよろしくないはずです。
単にISOを通す為だけでしたら何とでも決める事が出来そうですが、そもそもISOというものが顧客に対する品質確保の裏づけとして存在している以上、真っ当な仕組みを作った方が良いと思います。
補足
2004/01/22 16:08
hasshi様の言う通り「真っ当な仕組み」は自分なりに解釈すれば「会社のレベルに合ったメリハリのある仕組み」ということで会社の体質に合った効果的なシステム作りが必要だと思います。また、承認行為の話ですが、変更に関する新たな承認を得る部分ではアウトプット(出図)段階で全ておさえています。要求事項の意図として、あらかじめ決められた者の承認は必要だと思いますが、チェックとは意味合いが違う気がします。承認行為=ダブルチェックによって品質を確保しているとは言い切れない場合もあります。担当者自身がきちんと内容を確認し品質の良いアウトプットを出せるようなレベルにすることも大切なことだと思います。それが出来なければトリプルチェックも必要になってしまうとになる可能性があると思いますが如何でしょうか。
規模の小さな事業所では、設計・開発に携わる担当者も少なく、一人の場合もありえますが、ISO取得がまったく出来ないとは限らないように思います。規模に合ったマニアルを構築し、整合性に問題がなければ
いいのではないでしょうか。顧客満足が得られれば、ISOの趣旨に沿い、又、企業の信頼も出来るとおもいます。
お礼
2004/01/22 15:17
当社は小さな会社で、日常業務も含め設計・開発担当者は3人です。今のマニュアル内容はもとても重く有効性が感じにくいのが現状です。ここに来て、設計・開発がどういうステップや内容、意図で行われ、最終的にどうなればいいのかが、それぞれの設計担当者にもやっと浸透してきました。判断に迷えば責任者も含め3人が隣り同士の席ですから、顔を横に向ければ話もできます。そういう環境では頑固な手順はいらないと思いましたので適合性を質問させて頂きました。ありがとうございます
図面の出図では、一般的に「製図者」「設計者」「承認」と検印があるかと思いますが、
文面から、設計者=承認ということですよね。
ISO上はあくまでも規定であって、問題ないと思いますが、業務としては承認が無意味になりますよね。
承認とはあくまでも第三者が行うのが本来の姿と私は思います。
補足
2004/01/19 13:39
アドバイスありがとうございます。
確かに第三者が行うのが本来の姿と思います。当社の場合、図面の出図承認では、あらかじめ決められたグループの責任者が承認を行い、グループの責任者が出図行為を行う場合は、その上の部長クラスに承認を得ています。「製図者」「設計者」は承認行為をしてません。
お礼
2004/01/22 14:56
「設計・開発」の要求事項で承認行為を求めているのは、アウトプット(次の段階に進める前に)と変更管理(その変更を実施する前に)ですよね。要はアウトプットで承認行為を要求してるのだから、変更に関してもアウトプット時は承認行為をしてくださいねと言う解釈なのですね。「本当にそれで良いのか」に関しては、各々の設計者の判断レベルもありますので難しい所ではあります。ありがとうございました。