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SUS304深絞り加工での割れについて
2023/10/13 23:38
- SUS304の深絞り加工では、加工度の高い部分で割れが起こることがあります。
- 割れを避けるためには、適切な加工条件や熱処理法を使用する必要があります。
- 加工度と割れの関係については、具体的な数値や条件は案件によって異なりますので、事前に試験やシミュレーションを行うことをおすすめします。
SUS304の深絞り
2004/04/16 10:50
SUS304の深絞り加工をすると、加工度の高い部分が割れやすい(時期割れ?)と聞きましたが、どの程度で割れが起こるのか、また、それを避けるための加工条件や熱処理法があれば教えてください。
回答 (3件中 1~3件目)
Queen さんへ
事務局より下記のような指示がありました。
大変申し訳ございませんが、NCネットワークでは「技術の森」回答者のご連絡先に関しまして、プロフィールで公開を行われている以上の情報を提供することはいたしません。
連絡先(メールアドレス)につきましては、ぜひプロフィールのコメント欄に掲載されることをおすすめいたします。
もしくは新しく回答を投稿いただき、メールアドレスを先方にお知らせされてはいかがでしょうか?
ということですので、詳細については、下記メールまでご連絡願います。
電話などで回答させて頂きます。
ooyaba2002@yahoo.co.jp
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この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
◎温間絞り成形
1.温間成形の考え方ですが、
?マルテンサイト変態の防止
?温度上昇により加工力の低下
です。
時効割れが起きる判断基準として、加工誘起マルテンサイト変態があります。非磁性体であるオーステナイト鋼が加工後、磁性体となり磁石がつくようになるのは、この変態によるものです。
この変態に注目したのが温間成形で、材質にもよりますが、7090℃という温度で変態を防止できます。
また、わずかな温度上昇でも、加工力は下がる為、加工に負担がかからないことになります。
2.方法
材料を加熱するのではなく、ブランクホルダーにヒーターを内蔵して、加熱します。
また、ポンチには、冷却水を流しポンチ頭部の破断を防止します。
実用では、ヒーターの電源、冷却用のチラーなどを用意する必要があります。
では、ご連絡をお待ちしてます。
お礼
2004/04/18 16:43
ありがとうございました。
詳細な点につきましては改めてご連絡させていただきます。
◎時効(時期・歪み)割とは?
準オーステナイト系ステンレス鋼や一部の合金鋼、黄銅でおきる特有な遅れ破壊現象です。発生はプレス直後から数十年という広範囲で、抜本的な対策がしにくい不具合です。
◎原因
?残留応力(引張り応力)
?水分(水素アタック)
?温度
の3条件がそろったとき、促進され発生します。
◎ステンレスの場合、以下の原因で発生することが解っております。
?形状:限界を超える絞り率(比)の加工形状
?金型:ダイアールを大きくつけた場合。
しわ押さえが弱い場合
金型材質が適切でなくかじり等が発生している場合
?被加工材:Ni当量(含有元素をNiに換算した数値)が、低い場合。
?加工油:塩素系の絞り油を使用した場合。
◎防止方法
?固溶化熱処理1100℃の高温から水中急冷
(プレス部品の場合、形状変化がおきてしまう →800600℃程度の熱処理は有害)
?プレス加工により引張応力→圧縮応力にかえる
?特殊プレス加工法にする。
対向液圧成形,温間絞り成形等
?準オーステナイト→安定オーステナイト鋼に
近くなるように元素を調整する。
?金型材質を鋼材からアルミニウム青銅等にする。 あるい、表面処理で高度アップをはかる。
◎残留応力測定やその他の判断基準等、沢山ありますが、書ききれません。
詳しく聞きたい希望があれば、NCネットの事務局に連絡先等をお問い合わせください。
お礼
2004/04/16 13:02
早速ご丁寧にお教えいただきありがとうございます。設備を変えるのは簡単ではないので、判断基準について教えていただきたいのですが、改めてお問い合せしますので、その節にはよろしくお願いいたします。
重ねてご質問させていただきますが、ご回答にある「温間絞り成形」の温度は、この場合は何度くらいでしょうか。
お礼
2004/04/19 13:03
ありがとうございます。できるだけ早く質問事項を整理してご連絡を差し上げます。