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配管継手の選定について
2023/10/13 13:25
- 配管図の作図において、適切な配管継手を選ぶことが悩みです。
- 一般的には設計圧力1.2MPa、配管サイズ50A以下、流体は水(常温)、鋼種はSTPG370sch40に適した継手が使用されます。
- 配管継手の選定には、設計圧力や配管サイズ、流体の種類、鋼種などを考慮する必要があります。
配管継手の選定について
2004/12/25 16:12
配管図を作図していますが、配管継手にどのようなものを使うべきか悩んでいます。
一般的にどのようなものを使用されているのでしょうか?
仕様は以下の通りです。
設計圧力1.2MPa
配管サイズ50A以下です。
流体は、水です(常温)
鋼種はSTPG370sch40です。
回答 (2件中 1~2件目)
少し調べてみました。
JIS B2301(ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手)によると,
? 6.1項に最高使用圧力の規定があって,FC200で120℃以下の静流水では2.0MPa
? 6.2項に耐圧試験の規定があって,呼び4(インチ)以下では水圧10MPaで破壊または永久変形があってはならないと規定し,かつ,ユニオンやフランジのガスケットからの漏れは,最高使用圧力の1.5倍で漏れてならない
と規定しています。
JIS B2302(ねじ込み式鋼管製管継手)によると,
? 5.3項に漏れ試験の規定があって,空気圧0.5MPaで漏れがない
? 5.4項に耐圧試験の規定があって,静水圧2.5MPaで破壊または他の異常があってはならない
と規定しています。
上記二つの規格から,今回の圧力と使用流体に適合する材料をみると,次のようになります。
? 材料がFCMであれば,全てのねじ込み継手が使用できる
? 材料がSGPのニップル及び材料がS25Cなどのソケットは,静水圧2.5MPaで破壊・異常がなければ,気密0.5MPaを満足すれば使用できる。
実際には,ニップルはSGP,ソケットはS25Cの加工品が一般的になっています。これらの材料では,最高使用圧力を1.6MPa(≒2.5/1.5)として,気密試験を実施すればよいと解釈します。
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用途と仕様の面から決めればいいと思います。
用途から,常温の水なので,管はJIS G3452配管用炭素鋼鋼管(SGP),継手類はJIS B2301,B2302などで十分で,材料はFCM,SGP,SSなどになります。ユニオンでよいか,フランジにするかは,信頼性の問題がありますが,常温の水なので,漏れても事故につながることは少ないないので,ユニオンでよいと思います。
仕様について,仕様(客先仕様や社内基準など)がなければ,上述の用途だけで決めます。仕様があれば,その仕様に従って設計します。
「鋼種はSTPG370sch40」;なにか仕様があるのですか? 仕様がなければ,SGPで十分ですが。
補足
2004/12/27 13:08
回答有難うございます。鋼種:STPG370sch40は、プラントの供給側配管の仕様です。
SGPのねじ込み継手は、もれ試験圧力が5kg/cm2程度(だったと思います。)で常用の圧力はもっと低いのではないかと思い使用できないのではないかと考えていました。
この考え方は間違っているのでしょうか?