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工作機械の遮断器選定について
2023/10/13 10:18
- 工作機械の遮断器選定について検討中ですか?適切な選定方法と基準についてご相談ください。
- 工作機械向けの制御盤において、漏電遮断器とノーヒューズブレーカーの使い分け基準や漏電遮断器の感度電流について知りたいです。
- 電気技術基準の「内線規定」が機械制御盤内の配線に適用されるのか、その他の注意すべき規格について教えてください。
工作機械の遮断器選定について
2003/05/20 11:43
いつもお世話になっております。
この度、社内の設計個人差を少なくしようと標準化を目指しているのですが
数点食い違いがあり、皆様の意見をお聞かせ願いたいと思います。
条件として製作する制御盤は、工作機械向けで
3相モーター、インバータ、NC装置、シーケンサなどを使用しています。
盤は小型は400*400*200程度の物から2000*1000*400程度です。
ブレーカーの最大は225AF/150A程度です。
一般的には3050AFが8割を占めます。
1.漏電遮断器とノーヒューズブレーカーの選定
何を基準に使い分けをしたら良いですか?
2.漏電遮断器の場合、感度電流はどのくらいが妥当ですか?
3.電気技術基準の「内線規定」は機械制御盤内の配線にも適用されるのですか?
4.その他、注意しなくてはならない規格などはありますか?
どうぞ良きアドバイスなど宜しくお願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは
>その為に数十年前にキュービクル管理をしていて今は小型工作機械の設計をしている30年戦士と
私は独学で覚えた口ですので正確な知識は有りません
そこでくだんの30年戦士の正確な御回答を私も知りたいのですが
もしそれが貴社の企業秘密でなく公開可能なのであればですが
>カスケード協調などは一切こだわっていません
上位側との協調を取る為以外でブレーカ分岐にこだわる理由が知りたい
プラント制御盤等で高圧受電盤から分電盤,動力盤と一連で設計する
以外の単体機でその様にこだわる理由を
補足
2003/05/21 14:00
こんにちは。
何度も何度も本当にありがとうございます。
30年戦士曰く「内線規程に書いてある」とか「電技で決まってる」の一点張りで私も困っております。
早速「内線規程」が手元に届いたのですが、急遽業務が入り、じっくり読むのは今晩になりそうです。
>上位側との協調を取る為以外でブレーカ分岐にこだわる理由が知りたい
社内標準の中で「幹線」と「分岐」と言う考えで選定基準を設けた為
先輩は「幹線」と「分岐」と言う「名称」にこだわってるようですが・・・
>プラント制御盤等で高圧受電盤から分電盤,動力盤と一連で設計する以外の単体機でその様にこだわる理由を
ごめんなさい。私にも分かりません。
何せ、どう聞いても、何を聞いても「内線規程」「電技」となるのです。
その為に資料を取り揃えています。
何かそんな先輩の言動でlumiheartさんにご迷惑や混乱を招いている気がするのですが・・・
どうぞお許し願います。
ちなみにその先輩は、単独行動が多く、しかも私を余り好いてないので
私に対してアドバイスや資料の提出などは一切してくれません。
そのお陰で私も勉強になるのですが・・・(笑)
ですので、先輩には聞けないものとお考えして頂けます様お願い致します。
更にブレーカーメーカーから「幹線」と「分岐」について先ほど解答を頂いたのですが
lumiheartさんから回答頂いた内容と同じで、一次側を幹線、二次側が分岐と。
ありがとうございました。
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その他の回答 (5件中 1~5件目)
>何度もすいませんが、ここだけは解釈を間違えたくないのですが
>>制御盤の一次側は主幹,二次側は分岐
>制御盤のメインブレーカーの一次側を「主幹」
>メインブレーカーの二次側を「分岐」と
>メインブレーカーで分けて考えて宜しいですよね?
先に回答した通り電技を正確に解釈すると違いますが
一般的には制御盤のメインブレーカが主幹でOKです
残念ながらこの事を正確に説明できる情報は私も持っていません
したがって根拠を求められると困ってしまいます
korusamu先生お願いします
この事にこだわる理由は何でしょうか?
ブレーカのカスケード協調を取る為でしょうか?
私の知る限り制御盤上位側の分電盤やキュービクルの
分岐ブレーカの協調が正確に取れている現場は少ないです
因みに貴社内の分電盤と制御盤の協調は正確ですか?
よくあるパターンが分電盤の分岐ブレーカ100A
その下にぶら下る制御盤の主幹ブレーカが200Aだったりして
制御盤の主幹はその下に増設の余裕をみて多分1.5から2倍程度
の容量を見るのが一般的かな?
NC制御盤の実質平均消費電流は60Aぐらいだったりして
それで分電盤のブレーカはトリップしない
この使い方は法律違反かな?
どうなんでしょうかkorusamu先生
補足
2003/05/21 11:19
度重なるご回答ありがとうございます。
>この事にこだわる理由は何でしょうか?
カスケード協調などは一切こだわっていません。
機械自体がどのような環境で使用されるかが仕様書で出させる場合なんて一度もありませんでした。
しかしながら私の先輩はやけに「幹線」と「分岐」にこだわり譲ってくれません。
下手すると機械のブレーカーは60Aでも、工場の分電盤が50Aだったりする環境もありました。
結局私達は仕様書(承認図)で提出してる以上、機械納入後でも構わないので
分電盤の容量見直しをして下さい。としかお客様に言えません。
実際に運転電流は20A程度なのでお客様もそのまま使ってるケースが多いですが。。。
しかも分電盤のブレーカーを変更すると下位の配線太さを変更しなくてはならない可能性も出てきます。
(60A→100Aに限ってではありません)
そうなると大事になる可能性もありますので、基本的には機械単体で考えるようにしていますが間違いですか?
尚、今回こだわってると言うなら
社内標準化に伴い、個人差を少なくしようとしています。
その為に数十年前にキュービクル管理をしていて今は小型工作機械の設計をしている30年戦士と
授業でしか電気を習ってない者が飛び込んで、経験や独学やメーカーのマニュアルなどで学んで設計を10年している者の解釈を合わせようとしています。
そこにどうやら大きな解釈の分かれ道があるようです。
※勿論30年戦士の考えは間違ってないと思ってます。
ただ過剰になるだけで、現実からかけ離れていると私は思うのです。
規程や法規は守りますが、規制の無い事だったらコストや手法に応じてやり易くしてはどうか?と考えています。
こんばんは
>2.メーカー推奨回路に完全準拠ですか?
> 話はそれますがインバータにDCリアクトルなどもきちんと付けていますか?
> (私はラインノイズフィルタとラジオノイズフィルタで止めてます。)コスト・スペース上。
やはり私も完全準拠では有りません,スペース優先
準拠するのはNFBやMSの容量,電線太さです
DCリアクトルは11kw以上のINVには付けます
それとフェライトコアですね
>3.4ですが、この「制御盤内を分岐」と考えている人が居たのです。
> おっしゃる通りの全て分岐の考えになるので私は異論を申し出たのですが、
> 大先輩は納得してくれませんでした。
実は電気設備技術基準や日本電機工業会JEM規格を字面通りに解釈すると
その様になります
電技は受電盤を主体に記載されています
また,受電盤,分電盤,動力盤と言った区別は無い
所謂受電盤のスケルトン上の各機器は末端の制御盤の下のモータまで
含まれる事になっています
したがってスケルトンから見れば制御盤の一次側も分岐となってしまいます
ただ,通常は分電盤自体が負荷端と言う解釈でスケルトンからは除外して
考えます
でないとスケルトンが書けない(まさかNC盤内部構成まで書けるはずも無い)
また,制御盤を設計するのに上位側スケルトンがどのようになっているかは
普通は考慮しない(というより出来ない,要求電力のみ明記する)
その様な訳で分電盤の一次側は主幹,二次側は分岐
制御盤の一次側は主幹,二次側は分岐
と一般的にはこれで通用する
補足
2003/05/21 01:17
こんばんは。遅くまでご指導頂き本当にありがとうございます。
今も内線規程を探していました(笑)
この際ですので「電気技術基準」も近日中に入手したいと思います。
推奨回路に完全準拠ではない事とお聞きして安心しました。
代理店などに聞いても、完全準拠してるお客さんなんて居ませんよ(笑)って返され困ってました。
メーカーの人間も同様の答えを返しましたが(笑)
何度もすいませんが、ここだけは解釈を間違えたくないのですが
>制御盤の一次側は主幹,二次側は分岐
制御盤のメインブレーカーの一次側を「主幹」
メインブレーカーの二次側を「分岐」と
メインブレーカーで分けて考えて宜しいですよね?
こんばんは
盤屋です
1.漏電遮断器とノーヒューズブレーカーの選定
ウチでは客先指定されない限りNFBです
基本的には電技に準じます
2.漏電遮断器の場合、感度電流はどのくらいが妥当ですか?
ELBを主幹に使うなら100/200mA切替付き
100A以下の分岐なら30mA
3.電気技術基準の「内線規定」は機械制御盤内の配線にも適用されるのですか?
基本的には適用されると思います
少なくとも責任逃れのいい訳にはなる
無視すると根拠を問われるハメになる
4.その他、注意しなくてはならない規格などはありますか?
ご多分に漏れずCE,EMC/EMI,ULでしょう
アースの問題 一般的にはアース用銅バーに単独配線
信号線アースと動力アースは同じアースバー?
それとも別?A種接地?D種接地?
制御トランスの二次側接地はB種接地?D種接地?
それとも接地無し(絶縁)?
ウチでは客先指定に任せますが
指定が無ければD種接地のみ
Lon先生の回答補足
2.インバータやサーボなどの機器を使用する場合はどうされていますか?
基本的にインバータメーカの推奨に順ずる
3.4.具体的に「幹線」「分岐」についてですが、
制御盤内の1次電源や主回路となる部分を「幹線」と考えますか?
制御盤内のメインブレーカの和名は主幹つまり幹線
分岐ブレーカの一次側は基本的に幹線
それとも工場内の配線を「幹線」、制御盤内は全て「分岐」と考えますか?
この考え方を初めて聞きました
もしこの考え方が成立つとすると
制御盤の一次側に分電盤,分電盤の一次側にキュービクル
分電盤自体が分岐となりますので工場内配線は全て分岐となり
幹線はキュービクルの二次側のみとなります
キュービクル内部にも分岐ブレーカが...
補足
2003/05/20 23:50
こんばんは。いつもご回答ありがとうございます。
大変参考になる回答でした。
1.その「電技」ですが、お恥ずかしい話、知りません。
学校で学んだ知識と経験で今まで進めてきました。
早速明日でも調査したいと思います。
2.やはりそうですか。安心しました。
3.早急に調べないと・・・
4.海外規格は海外に出荷する時のみ考慮しています。
アースは機械にもよりますが、アースバーのある物と無い物に分かれます。
基本的に小型制御盤にはつけていません。
信号線アースと動力アースは同じアースバーです。
接地はD種を基本としています。
制御トランスの二次側も同様にD種接地です。
(トランスの二次側は電位の低い側(N(Y)側)をアースに落とそうという話も出ていますが・・・)
補足
2.メーカー推奨回路に完全準拠ですか?
話はそれますがインバータにDCリアクトルなどもきちんと付けていますか?
(私はラインノイズフィルタとラジオノイズフィルタで止めてます。)コスト・スペース上。
3.4ですが、この「制御盤内を分岐」と考えている人が居たのです。
おっしゃる通りの全て分岐の考えになるので私は異論を申し出たのですが、
大先輩は納得してくれませんでした。
現在メーカーに確認も依頼しているところです。
大変参考になる回答ありがとうございます。
何かあれば追って書き込みさせて頂きたいと思います。
お手数ですがその際は良きアドバイスをお願い申し上げます。
こんにちは
1.について
弊社の場合ですとクーラント液を使う場合や水性切削油を使う時に漏電ブレーカを使用します。
あるいはオプション的にユーザー希望があった場合などですね。
また充電部がどうしても露出してしまう時など。(滅多にありませんが)
完全にドライ環境であれば弊社はノーヒューズブレーカを使用します。
2.について
直接モータに水がかかる場合や、ほとんどそれに近い状態であれば200mAを選定しています。
配線系統やモータに直接水がかからなければ30mAを選定しています。
でもこれは各社設計思想によりますからあくまでも参考としてください。
3.4.について
内線規定は1部分触れています。
JIS、JEMの摘要も重要です。
補足
2003/05/20 12:26
早速の回答ありがとうございます。
1.弊社では油圧タンクを使用しているので、やはり基本は漏電遮断器の方が良いですね。
2.インバータやサーボなどの機器を使用する場合はどうされていますか?
もし良かったら教えて頂けますか?
3.4.具体的に「幹線」「分岐」についてですが、
制御盤内の1次電源や主回路となる部分を「幹線」と考えますか?
それとも工場内の配線を「幹線」、制御盤内は全て「分岐」と考えますか?
もし宜しければ引き続きアドバイス宜しくお願い致します。
お礼
2003/05/26 09:50
おはようございます。
「内線規程」「電機技術基準」にて確認した結果
1.電技第19条「接地工事」
2.電技第29条「機械器具の鉄台および外箱の接地」
3.電技第40条「地絡遮断装置の施設」
4.内線規程1350-1「接地工事の種類」
5.内線規程1350-2「機械器具の鉄台および外箱の接地」
6.内線規程1375-1「漏電遮断器などの取付け」
7.内線規程1375-2「漏電遮断器などの選定」
8.内線規程1375-3「漏電遮断器などの設置場所」
9.内線規程1375-4「漏電遮断器などの施設方法」
10.労働安全衛生規則第5章「電気による感電の防止」
(内線規程については項目を割愛しました)
これらより確認した結果、接地との微妙な関係は有るものの、機械単体で考えなくてはいけないことが分かりました。
本当にありがとうございました。
これを機に「内線規程」や「電気技術基準」など、もう少し勉強したいと思います。