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機械のレベルだしの方法と重要性
2023/10/13 07:21
- 機械のレベルだしには水平器を使用し、アンカーボルトを調整します。
- ボルトが同じように利いていることが重要であり、同じ力で回す必要があります。
- レベルが出たらナットを締め、機械の変形や精度の問題を防ぎます。
レベルだしについて教えてください
2003/08/27 20:48
フライス盤のレベルを出すとき水平器をテーブルに置き1メートルにつき0.03ミリ以内になるようにアンカーボルトを調整します。しかし自分の場合は4本すべてのボルトが同じように利いている事を重視してレベルだしをしています。アンカーボルトを回すスパナの同じ所を同じ力(同じトルク)で回してレベルだしを行います。機械を持ち上げる方向にのみボルトを回して、ある程度レベルが出ればボルトが回らないようにしながらナットを締めます。アンカーボルトが同じように利いていないと機械が変形し精度が出ないと思います。けどテーブルが少しぐらい傾いていても全く問題がないと思います。
取説には0.03以内に出すようにと書いてあります。何か理由があるのでしょうか、教えてください
回答 (3件中 1~3件目)
こんばんは
>何か理由があるのでしょうか、
案内がすべり形式の場合偏磨耗し難くなります。
剛性が強く自立可能の3点支持でも定期的(1年)にレベルのチェックをして不具合時は足にシム(厚み0.1等)を入れたりして調整しています。
水平がある程度出ている事の確認はkinko-zさんも言われているように時々やられたほううがいいと思います。
それでは
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前後でトルクに違いがあるとのこと、その通りだと思います。
ニータイプのフライス盤は後方に重心があり、そのようになります。
一般論ですが、
レベル出しは、工作機械の精度維持に必要とされています。設置仕様書通りに水平を出しておくことをおすすめします。機械設計そのものが水平を暗黙の条件としています。
もし水平でないとどうなるか、と言うことですが、駆動機構や直線案内機構や構造物に余分な応力が常に負荷されることになるので、良くありません。しかし、機械寿命を考えますと、ほどほどでも良いという考え方も成立します。要は、その機械の精度と使う人の考え方次第ですね。
ご指摘の通り、アンカーボルトの調整によっては機械に不要な応力を加えることとなります。
平面と平面の固定は、3点拘束が基本で、それ以上の拘束は「過拘束」となり、必ず平面に曲げ応力が発生します。こうしたことを念頭に置き、曲げ応力が加わらないようにするにはどうするか、ということですね。
質問のように、4本とも同じトルクがかかるようにというのは一見良さそうですが、厳密に言えば、重心の位置によってアンカーボルトにかかる応力は異なります。機械のベースも完全剛体ではないので、適当に曲がり、応力も変化します。
以上のようなことをよく理解した上で、調整を行って下さい。
また、設置時の調整後、変化することがあるので、僕は時々水準器で確認しています。
お礼
2003/08/28 19:00
早速の回答ありがとうございます
レベルだしがほどほどでも良いという僕の説を成立することがあると認めていただきありがとうございます。
それと記述を修正したいと思います。
レベルボルトをスパナで機械を持ち上げる方向にのみ回し、水平器でどれだけ上がったか確認しながらレベルを調整していきます。この機械は重心が後ろにあるので機械の前部のレベルボルトは軽いトルクで上がりますが後部は強いトルクでないと上がりません。このトルクを記憶してレベルを調整します。 これでよいでしょうか?
お礼
2003/08/30 23:35
3点支持の機械でも0.1ミリの精度でレベルだしをしているのですね。参考になりました。ありがとうございます。ある程度と言いましたが0.03以内と書いてあるのを0.05ぐらいまで出してそこでやめることです。ある人が0.05からもっと出すためにそれまで持ち上げていたのをたしか一箇所だけ反対に回しおろして0.03以内にしてそこでやめたのを見てそれはないだろうと思って投稿しました。念のため。
回答ありがとう御座いました。