ケヤキの製品材料の性質と樹木としての性質

ケヤキと聞いて思い付くのは、暴れる（狂う）、鉋掛けが難しい（逆目が出る）、刃が切れないと欠ける、臭い（結構臭います）。
他にも色々有るとは思いますが、大工さんや彫刻、木工芸家さんなどに直接聞いてみるのがやはり良いと思います。

ケヤキの在庫をトン単位で抱えている素人の意見でした。

色々な木材の物理的性質の一覧がここに参照可能なのでご覧になってください。http://www.wood.co.jp/exmk/exmk.htm　このデータは（木の情報発信基地）というホームページの一部です。木に興味があるまたはお仕事で携わっている方にとっては非常に役に立つ内容のものです。

どのような目的の質問なのか分らないので的外れかもしれませんが・・・
一般的によく知られている欅の特徴は、高さ２０ｍ周囲３ｍに達するニレ科の落葉樹で、木質は黄ばんだ薄茶色で堅い均質です。狂いがすくないことや、磨くと光沢がでることなどから、昔から高級家具や建材として重用されてきました。
欅材は平安の昔から日本の仏像彫刻や建物でもよく使われ、今日まで伝わっていることなどを考えると、構造材量として極めて優秀なことがわかります。
これ以上のこととなると、木材の場合は、樹齢、伐採のされかた、部位、伐採されてからの保存のされ方などで大きく性質が異なります。比較的均質な欅でさえ、こうしたことから大工さんたちは現物を必ず「めきき」して目的に合うものかどうかを確認します。
自然界にある素材は数値化することの困難なものがおおく、多様な性質を適材適所に組み合わせて作られた古来の木造建築の価値は、このようなところにあるのではないかと思います。
何でも数値化できる、そして一般化できると思われている昨今の風潮に、いささか異議を唱えつつ。