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ボルト締結時の防錆方法と注意点
2023/10/12 21:22
- 車両に取り付けて使用する部品にて、ボルトとナットの材質が異なる場合、電蝕による腐食が起こる可能性があります。
- ボルトをステンレスにし、ナットを鉄とすることで、外せなくなるリスクを軽減することができますが、屋外使用の場合は注意が必要です。
- ボルト締結時の防錆対策として、ワックスや防錆剤を使用することや、ボルトとナットの材質を統一することが有効です。
ボルト締結時の防錆
2002/11/12 09:35
車両に取り付けて使用する部品にて、電着+アクリル焼付け塗装を施したSECC同士を
ステンレスのボルトと鉄(電気亜鉛メッキ品)のナットで締結したところ、ナット側が
激しく腐食してしまいました。
ボルトのみステンレスとしたのは防錆のためなのですが、ボルト・ナット双方を
ステンレスとすると、一旦締結するとかじって外せなくなるコトが多いといわれた
ので、ユーザーから見えないほうを鉄ナットとした(本当でしょうか?)
のですが、当サイトを検索したところステンレスと鉄とで電蝕を起こしてしまった様子。
このような屋外使用の鉄板同士を締結する際には、どうするのがよいのでしょうか?
すでに出荷した部品にも適用できる方法が知りたいので、鉄板側に加工が必要なものは難しいです。
質問者が選んだベストアンサー
Q1:メンテ等で一旦外したボルトを再締結する際には、潤滑剤も再塗布した方がよいでしょうか?
A1:塗膜はかなり強度があり、200回のくりかえし試験でも、かなりの塗料がネジ山・谷に残って、かじりは発生しませんでした。この塗料の特徴は、潤滑だけでなく適度な締め付けトルクを維持できます。(緩み止め効果)
発錆の状況にもよりますが、車では鉄のボルトに塗布して使用するもので、防錆効果も持たせて使用しているとのことでした。
当社の場合、客先仕様で、SUS304相当品と指定されておりましたので、防錆は考えずに選択ました。
数種類がりますので、相談して決めてください。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
当社の製品も塩害地域に設置される為、SUS304製ボルトを使用します。
1例目はM10の蝶ボルトのかじりについてです。 このときは、ボルトに何も処理をしないで出荷し、いざ客先で設置工事をしようとして蝶ボルトで締めてあった蓋を開けるときに、かじりの問題が出てしまいました。
この場合の対策は、設置までの短時間であった為、ボルトメ-カ-に焼き付き防止剤を塗布してもらい、解決致しました。
2例目は、数年に1度点検する点検蓋の締結ボルト・ナットです。この場合は、ボルト(SUS304)ナット(sus303)でした。
この場合、かじりを予想し、ボルトネジ部に潤滑塗装を行いました。この塗装は、元々自動車の下回りのボルトのトルクコントロ-ル(外せるように)用の塗料で、数年に1度開閉する目的に合致しました。
下記に塗料メ-カ-のHPを掲載しておきます。
http://www.acheson.co.jp/industrial.html
お礼
2002/11/12 13:36
ご回答ありがとうございます。
締結部用の潤滑剤があるとは知りませんでした。これでしたら作業する現場での
施工ができますし、調査してみる必要があるかと思われます。ありがとうございます。
ところで、すでに施工されているとのコトなのでついでにお伺いしたいのですが、
メンテ等で一旦外したボルトを再締結する際には、潤滑剤も再塗布した方がよい
でしょうか?
お礼
2002/11/13 09:56
かなり強度のある皮膜のようですね。これなら一旦施工しておけば、
弊社製品のメンテサイクルからして寿命いっぱい持ちそうです。
まずは仕様書を取り寄せてみて、詳細を確認してみようと思います。
どうもありがとうございました。