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SPCCとSPHCの違いについて
2023/10/12 16:33
- SPCCとSPHCは金属の性質において異なる特徴を持っています。特に絞りと磨耗性の点で差があります。
- SPCCは冷間圧延鋼板であり、SPHCは熱間圧延鋼板です。そのため、製造方法による違いがあります。
- 鋼板の強度や硬度と磨耗性の関係についても調査しました。
SPCCとSPHCの違いについて
2001/07/24 19:34
金属の性質の違いについて知りたいのですが、
SPHC(熱間圧延鋼板)とSPCC(冷間圧延鋼板)はどう違うのでしょうか?
特に絞りと磨耗性の点でどう違うか知りたいです
また鋼板の強度、硬度と磨耗性の関係があれば教えてください
宜しくお願いします
質問者が選んだベストアンサー
私のところでは、SPCCとSPHCの厳密な使い分けはしていません。
ただ、コスト面を考えると板厚1.2mmまではSPCCで
それを超えたらSPHCと使い分けていますが、購入条件などを
検討して決めないと境目は微妙です。
また、絞りについての分類(JIS)は
SPCC(SPCCT) 一般用
SPCD 絞り用
SPCE(SPCEN) 深絞り用
ですが、メーカーによって色々特徴を持たせて
商品名をつけて販売していますので
性質については問い合わせするのが
一番の解決法かと思います。
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その他の回答 (7件中 1~5件目)
板厚1.4mmのSPCCありますよ。一般的に0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 のような板厚があります。熱延は1.2mm以上しかなく、冷延はたしか3.2mmくらいまでだったと思いますが。
絞った後の硬度がどれ位になるかはわかりませんが、熱延はエッジ部の材質があまり良くなく、割れが出たりすることもあるようですが、冷延はクラウン差同様材質もエッジ部で劣るということはあまりないようです。
SPCCといっても調質や表面の仕上げに種類があるので以下に書いておきます。
?調質
記号 種類 硬度(HRB)
S 標準調質 65以下
8 1/8硬質 5071
4 1/4硬質 6580
2 1/2硬質 7489
1 硬質 85以上
?表面仕上げ
記号 種類
D ダル仕上げ(梨地、つや消し)
B ブライト仕上げ(滑らか、光沢あり)
一般的に良く使われるのは SPCC-SD(標準調質、ダル仕上げ)です。
ダル仕上げのほうが絞り加工でのプレス油が均一に乗るのと塗装の密着性が良いです。
板厚1.4mmのSPCCありますよ。一般的に0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 のような板厚があります。熱延は1.2mm以上しかなく、冷延はたしか3.2mmくらいまでだったと思いますが。
絞った後の硬度がどれ位になるかはわかりませんが、熱延はエッジ部の材質があまり良くなく、割れが出たりすることもあるようですが、冷延はクラウン差同様材質もエッジ部で劣るということはあまりないようです。
SPCCといっても調質や表面の仕上げに種類があるので以下に書いておきます。
?調質
記号 種類 硬度(HRB)
S 標準調質 65以下
8 1/8硬質 5071
4 1/4硬質 6580
2 1/2硬質 7489
1 硬質 85以上
?表面仕上げ
記号 種類
D ダル仕上げ(梨地、つや消し)
B ブライト仕上げ(滑らか、光沢あり)
一般的に良く使われるのは SPCC-SD(標準調質、ダル仕上げ)です。
ダル仕上げのほうが絞り加工でのプレス油が均一に乗るのと塗装の密着性が良いです。
冷延鋼板のほうが形状がフラットで、クラウン差(真ん中とエッジとの板厚差)や板厚のばらつきも小さくなります。しかし、当然冷延のほうが値段も高いです。SPHCでも黒皮と酸洗(P)でも値段も違います。
絞り等を気にするならSPHCよりSPHDやSPHEを使用したほうが良いと思います。
お礼
0002/11/30 00:00
御回答ありがとうございました。もう少し詳しく知りたいのですが、板厚1.4mmのSPCCは存在しますか?業者等に問い合わせたらないといわれたのですが・・・
また絞った部分(エッジ)と真ん中ではどちらの硬度が高くなりますか?
宜しくお願いします
(又聞きなので何とも言えませんが、)自分が聞いた話では、もともとは一緒のもので、分厚い板(原板)を熱いうちに延ばしたものが熱間圧延。そして、それが冷えてからさらに薄く延ばしたものが冷間圧延。あまり気にしなくていいよ。とのことでした。
ご参考までに。
SPCCは伸び/降伏点/r値等で優れた特性を持っており、絞りに適しています。SPHCは上記の特性は落ちますが、硬度が高いので耐磨耗性に優れています(これは製造工程の違いによるものです)。但し、どちらも最下級グレードのためバラツキが多いです。
もし安定した特性の鋼板を安価で使用するのでしたら、「日本鉄鋼連盟自動車用鋼板規格(JFS)」を使われることをお勧めします。
お礼
0002/11/30 00:00
御回答ありがとうございました。
早速検討に入りたいと思います。
色々勉強になりました。
また機会がありましたら宜しくお願い致します。
お礼
0002/11/30 00:00
御回答ありがとうございます。SPCCとSPHCの厳密な使い分けしていないということは性質や性能は変わらないということでしょうか?それから例えば生鉄と
SPCCと比べたら硬度はSPCCの方があると思うのですが、磨耗性については生鉄の方が強いような気がするのですがどうでしょうか?
宜しくお願いします