このQ&Aは役に立ちましたか?
DC53の加工方法とは?
2023/10/12 15:43
- DC53は快削鋼・SUSと同様の特殊鋼で、φ65*L400をφ20程度まで削るために使用されます。
- M社のSUS用のCVDコーティングチップを使用し、周速100m、送り0.15、切り込み2mm程度で加工すると効果的です。
- しかし、振れる刃物の原因は加工条件や刃物の選定にあるかもしれません。他の方の加工方法を知りたいです。
DC53の加工方法
2001/09/01 04:23
皆さん初めまして。
現在当方は、快削鋼・SUSをメインにて加工しております。
今回、材料DC53(大同特殊鋼)φ65*L400をφ20程度まで削る事になりました。
SKD材と同様の種類と聞いており、チップをM社のSUS用(CVDコート)を使用し、
周速100m 送り0.15 切り込み2mm程度で加工すると、振れるは、刃物は持たないはでどうにもなりんません、条件が合ってないのか、加工方法が間違ってるか、刃物の選定が間違っているのか悩んでおります、皆さんどの様に加工されておられますか?宜しければ、アドバイス頂けますでしょうか御願い致します。
回答 (3件中 1~3件目)
遅くなりましたが、参照下さい。
材質は、お使いのM種ではなく、P種を選定して下さい。連続加工ならP10、断続加工ならP25程度でいいでしょう。別にCVDでも問題ありません。
これらの工具であれば、ワーク周速は150200m/minで使用可能です。
ビビリについて考察してみましょう。
主分力方向の切削抵抗を算出すると、
F=ks×a×f
=3000×2×0.15 N
=900 N
この時のバイトのたわみを計算すると、□20鋼シャンクでオーバーハング50mmとして
δ=(4FL^3)/(Ebh^3)
=(4×900×50^3)/(205800×20×20^3) mm
=13.7 μm
となります。バイトのたわみが13.7μmであれば、刃先の振動量は20μm程度といえます。もしこの条件であれば、ビビリが発生します。計算上のバイトのたわみは5μm以下を狙う事をお勧めします。
当然周速を上げると比切削抵抗は減少するので、切削抵抗は減りますし、スクイ角を大きくする場合も同様です。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
加工方法なのですがチャックのみ、チャック・回転センター、ドライビングセンター・回転センターのうちどれでしょう。
又、振れるだけですか?びびりが発生しませんか?こういった長もので加工材にたわみが発生する場合、CVDの超硬材種は向きません。持ちが安定しないとおもいます。それである程度のところまではCVDで加工し、(NR0.8程度でφ4050位まで)そこからPVDコーティングのサーメットNR0.4で加工するのをお勧めします。お勧めチップは京セラのPV90のHSです。ただ私どもの会社では普通鋼や快削鋼ばかりですので、このチップが今回のSKD材に適用できるかどうかわかりません。
はじめまして。。
これだけ長い製品ですと条件的に厳しいかも
しれません。
条件を落として加工するか、2回に分けて加工(2チャック)
するなどしたほうがいいと思います.
形状など詳しい事は解りませんが頑張って下さい.
お礼
0002/11/30 00:00
有り難う御座います。形状は一寸申せませんが、もう少し色々試しながらやってみます。
お礼
0002/11/30 00:00
rx-7さん有難うございます。チャック+回転センターで加工しており、確かにビビリも発生しております。なるほどサーメットという手もあるのですね、有難う御座いました。