タフトライド処理の指定方法

Question

タフトライド処理を、カム用のローラーフォロア軸に施そうと思いますが、
（負荷で５０ｋｇｆくらいかかる。）
指定方法としは、どのような指示が適切でしょうか？
通常 タフトライド（浸炭深さ５０μｍ以上）と指示しておりますが、
軸径にも影響し、軸径が太くなっていることがあります。
（処理の熱によるものなのか、浸炭時に軸が太るのか分かりませんが。）
５０μｍを少なくすると、処理の効果が薄いと聞いた事があるので
これよりも少ない量をしていたことはありません。
すいませんが、アドバイスをお願いします。

Answer

タフトライドと浸炭は違います。
タフトライドの場合、鋼種によって硬さや深さが違います。一般的には?表面硬度（測定方法ＨＶの場合は測定荷重）?深さ（白層）?硬化深さを指定します。
また、タフトライドは肌荒れを起こしますので鋼種によっては研削して仕上げると良いでしよう。白層深さは研削除去代を加味して決めてください。負荷の関係で硬化深さは熱処理屋と相談して決め手ください。

Answer

確か、タフトライド処理は塩浴窒化の一種だったと記憶していますが・・・・。
もしも、タフトライド処理で軸径の太りがほぼ一定の割合でしたら、軸径を太ることを見越して、細くしてみてはいかがでしょうか？
タフトライド処理の指示方法は、いろいろあるかと思いますが一番良いのは外注で処理するのでしたらそちらへ一度指示方法・現状の問題点も含めて相談してみるのがよいと思います。

私は設計側の人間ですが、基本的に寸法的なことは加工を行なう現場サイドにお任せしています。
また、タフトライド処理の指示方法に関しては、硬度を指示しているだけです。(Hv******という感じに。本当なら「深さ」もいるのでしょう記入はしていません。外注の処理業者にお任せといった感じです。)

参考になるかどうか判りませんが、判っている範囲で書かせてもらいました。

タフトライド処理の指定方法